「残酷すぎる終わり方が自分もショックで」流経GKコーチ南雄太が“激動の3週間”を噛みしめる。国立まで連れてきてくれた選手に「心から感謝」【選手権】

 最後はPK戦で決着した。

 1月13日に行なわれた第103回全国高校サッカー選手権の決勝戦で、流経大柏は前橋育英と対戦。開始12分に亀田歩夢が先制弾、31分に柴野快仁の同点弾を許す。1-1で迎えた後半、延長戦でも勝負は決まらず。PK戦も10人が蹴り合う接戦で、相手GK藤原優希の好守に阻まれ、8-9で敗れた。

 歴史に残る激闘からしばらく経って、流経大柏のGKコーチを努める元Jリーガーの南雄太氏がインスタグラムを更新。「激動の3週間が終わりました」と書き出し、次のように綴る。

「年末から昨日まで選手達と寝食を共にし、あとほんの少しだけ届かなかった「優勝」という目標に向かって1つになって戦ったこの期間は指導者1年目の自分には贅沢すぎるくらい毎日が楽しくて充実した本当に素晴らしい時間でした」

 力の限りを尽くした選手たちの健闘に敬意を表す。「やっぱり“勝負の世界”はというの痺れるなと改めて感じさせてもらったし、国立まで連れてきてもらった選手には心から感謝しかありません」。
【画像】南雄太が貴重ショット公開! 約30年ぶりにコーチとして闘った高校サッカー「やっぱり素晴らしくて最高でした!」
 南氏も悔しさを噛みしめる。「だからこそなんとしても優勝させてあげたかったし、あの残酷すぎる終わり方があまりにも自分もショックで今日も全然気持ちを切り替える事が出来ませんでした」。そして選手たちにエールを送る。

「でも闘った選手達はそれ以上だと思いますし、この最後の最後で負けた経験を、悔しさをこれからの人生でのモチベーションに変えてそれぞれの場所で人として大きく成長して欲しいと思います」

 静岡学園出身の南氏も高校時代に選手権のピッチに立ち、優勝を経験。「約30年ぶりにコーチとして闘った高校サッカーはやっぱり素晴らしくて最高でした!!!」と締めくくった。ハッシュタグには「人間万事塞翁が馬」と記した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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