NHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』の公式Xアカウントが14日よる、動画をポスト。長谷川平蔵宣以を演じる中村隼人のリハーサル中に起こった“事件”を公開し、反響を呼んでいる。
■蔦重の口車に乗せられて…
同ドラマは、江戸時代の色街・吉原を舞台に、「蔦重」こと蔦屋重三郎(横浜流星)が、“江戸のメディア王”にまで成り上がる様子を描く。
12日放送の第2話では、吉原の売れっ子花魁・花の井(小芝風花)に熱を上げた旗本の長男・平蔵が、花の井の気を引こうとして蔦重の口車に乗せられ、紙花(吉原におけるチップ)を豪快にばら撒いた。この紙花が、現在の価値に換算して1枚約2万円であることも紹介された。
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■思わず「静かやなぁ」
この場面について、公式Xが「長谷川平蔵宣以(中村隼人)が紙花を店中に撒いたシーン。ペース配分が難しかったようです。33秒後に事件が…!」と、撮影のリハーサルの様子を公開。
動画を見ると、中村扮する平蔵が「紙花じゃ! 紙花じゃ!」と笑いながら店の中に紙花をばら撒き、女郎たちが大騒ぎしながら奪い合う。
ところが、しばらくして中村が着物の懐や袂に手をやるも、何も出てこず。静まり返るキャスト陣に、中村は思わず「静かやなぁ。撒ききっちゃったなぁ…」とポツリとつぶやき、笑いに包まれた。公式Xでは、「本番は無事撒けました」と補足している。
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■「愛すべきカモ」「楽しそう」
平蔵のおちゃめな“事件”に、視聴者は「正に、間が抜けた」「安定のカモ平! 愛すべきカモ」「なんてオチャメな(笑)」「ペース配分(笑)」「大変だ、お会計の時どうしましょう(笑)」と大ウケ。
「NGシーン、もっと見たいです」「紙花を撒くシーン、思ったより難しそうですね」「紙花撒きごっこをキャーキャーいわれながらやったら楽しそう」といったコメントもみられた。
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■『鬼平犯科帳』で人気
ちなみに、平蔵こと長谷川宣以は、池波正太郎の小説で、映像化されて時代劇としても人気の『鬼平犯科帳』の主人公“鬼平”のモデルとなった人物。青年時代には遊郭に通い詰めて放蕩三昧だったが、火付盗賊改方となってからは、「今大岡」「本所の平蔵さま」と呼ばれて庶民に絶大な人気を誇った。
そのため「渋くてかっこいい鬼平が(笑)」「ゆるゆるな鬼平」「若いころ遊び人だった鬼平が出てくるのも、べらぼうの楽しみ」「長谷川平蔵のイメージが色んな意味で変わる作品」との声が。
さらに、「今は野暮が目立つヤング鬼平だけど、回を重ねるにつれて粋を覚えていき、最後には女郎たちに惜しまれて吉原を去る事になりそう(遠からず城勤めが本格化して吉原通いができなくなります)」と解説する人も見受けられた。
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■平蔵に“事件”発生
長谷川平蔵宣以(#中村隼人)が紙花を店中に撒いたシーン。ペース配分が難しかったようです。
33秒後に事件が…🤭!
本番は無事撒けました
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(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ)