2種の産地の食べ比べができる、ビーン・トゥ・バーチョコレートのタブレット

Un Son Doux pâtisserie「タブレットショコラプチ」(京都)

「タブレットショコラプチ」各950円。写真奥がガーナ産、手前がペルー産のカカオ豆を使用。

大阪在住のフードエディター船井香緒里さんが教えてくれたのは、京都にオープンしたフランス地方菓子とビーン・トゥ・バーチョコレートの専門店。そこで見つけたのが、2種のビーン・トゥ・バーチョコレートを食べ比べできる、ひと口サイズのタブレットです。

カカオ豆から作るところにひかれ、東京・富ヶ谷の「ミニマル」でビーン・トゥ・バーチョコレートの製法を学んだという(店主の)清水さん。大がかりな機械は導入せず、オーブンでカカオ豆を焙煎するなど工夫を凝らして、自家製のチョコレートを製造。

タブレットは、ガーナ産はギリギリまで焙煎して香ばしさを、ペルー産は浅めの焙煎で酸味をと、豆の個性を最大限に引き出していて食べ比べると味の違いが歴然! カウンターでは、自家製チョコレートを使ったドリンクを楽しむこともできます。(記事より)

見た目はシンプルながら味わいは本格派。バレンタインのシーズンはもちろん、ちょっとしたプチギフトでも活躍しそうですね。

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ロブションのDNAが息づく、ワンランク上のチョコサブレ

Pâtisserie La Gare by Louis Robuchon「サブレ プラリネ ノワゼット」(神戸)

クリームがサンドされたサブレながら常温で持ち歩きできるので、手みやげに格好です。「サブレ プラリネ ノワゼット」S 880円、L 1,700円。

エディター&ライターの吉村セイラさんがイチ推しするのは、故ジョエル・ロブション氏の子息、ルイ・ロブションさんが兵庫・芦屋にオープンしたパティスリー。そこで出合ったのが、カカオ香るワンランク上のサブレです。

オープン当初は焼き菓子専門店としてスタートしたというだけあって、焼き菓子の豊富さも特徴のひとつ。中でも目を引くのが、薄く、繊細に焼き上げたサブレ類。甘さを抑えたカカオ風味のほろ苦いサブレで、キャラメル風味のチョコレートとヘーゼルナッツのクリームをサンドしたサブレ プラリネ ノワゼットは、薄いのに満足度がとても高い逸品です。(記事より)

お店には25種以上の焼き菓子がラインナップされているので、いくつか組み合わせて手土産にするのも素敵ですね。

写真/吉村規子