韓国人夫の実家で、日本人妻が大ボリュームのキムチ作りを手伝う動画がYouTubeで公開されました。1日がかりで行う作業の様子は、記事執筆時点で14万回以上再生されています。
久しぶりの「キムジャン」
動画を投稿したのは、韓国人のションさんと日本人のあみさん夫婦が韓国での生活や文化を発信するYouTubeチャンネル「SEAN AMI」。春先までに食べるキムチを大量に漬ける1年に1度の韓国の伝統行事「キムジャン」にみんなで参加しました。
これまでは子どもたちが小さかったため控えていましたが、あみさんの希望でションさんの実家を訪問。ママさんから白菜に付けるソース「ヤンニョム」のレシピや作る際のポイントを教えてもらいます。
量がすさまじい
今回のキムジャンで使う白菜の数はなんと15株。ヤンニョムも大量に必要となるので、巨大な鍋で一気に作ります。ママさんによると、最近は産地で塩漬けされたものを使うようになり、以前よりは手間が減ったそうですが、大ボリュームであることには変わりはありません。
まずは、ヤンニョムに使うだしを取ります。切り出した4本分の長ネギの葉部分を鍋に入れ、戻した干しシイタケ10個、タマネギ4個、冷蔵庫にあったナシ半分、リンゴ2個、ダイコン半分、昆布は大きめの物を3、4枚、サッパ(魚)と煮干しをそれぞれ1皿分、スケトウダラ半分を投入。だしを用意するだけで10種類もの材料を使います。何と大規模!
鍋で煮ている間に行うのは、小さくカットしたニンニクとショウガを棒で押しつぶす作業。息子である「ゆの」くんと娘の「えな」ちゃんも、ションさんと一緒にお手伝いします。
なお、すさまじい量のニンニクは事前にパパさんがむいた物。本人によると、これでも昔よりは量が減っているそうです。
材料をこし取ってだしを用意したら、次はもち米を加えておかゆにします。米が水気を吸ったところでサンマや煮干し、小エビの塩辛、自家製の煮干しエキス、そして大量のトウガラシの粉を追加。あっという間に真っ赤なおかゆとなりました。さらに、つぶしたニンニクとショウガを加え、状態を見ながらだしを足していきます。
後で塗りやすくするため、ヤンニョムは1時間以上熟成させます。その間に塩漬けした白菜が到着。ザルに出して水を切っておき、ヤンニョムのほうには海藻の一種「ミル」を細かく刻んで加えます。
ヤンニョム完成
ここで、おばあちゃんを迎えに出掛けていたママさんとパパさんが帰宅。おばあちゃんが、ゆのくんやえなちゃんと話している間に、ミキサーにかけたダイコン、ゴマを混ぜてヤンニョムがついに完成しました!
すっかり時間が遅くなったので、先に夕食用のキムチを準備して家族みんなで食事を取ります。
ご飯の後は、いよいよキムチを漬ける作業です。白菜を1枚ずつめくり、ヤンニョムを塗っていきます。ここでママさんは白菜のまとめ方をレクチャー。一番外側の葉っぱを使って丸めることにより、内側に空気が入らなくなると教えてくれました。
キムジャンを終えて……
おばあちゃんとママさんと協力しながらどんどん作業を進めていき、ついに全ての白菜を漬け終えました。ラストでは、1日がかりの仕事を終えた大人たちのだんらんが映っており、あみさんは家族に「今年はできて、すごく楽しかったです!」と、久しぶりのキムジャンの感想を伝えています。
大掛かりなキムジャンの様子に、コメント欄では「ほんとにすごい」「こんなに手間がかかってるんですね」「絶対美味しい」「ヤンニョムの時点でヨダレ」「キムジャンをしながらの家族だんらんの様子がすてき」「お疲れさまでした!」などの感想が寄せられました。
「SEAN AMI」動画まとめ
動画提供:YouTubeチャンネル「SEAN AMI」