NASの性能を左右する、ローカルの回線速度の整備が必要
とりあえず、使えるようにして、Macユーザーとしては一番のユースケースになるだろうTime Machineのドライブとしても設定できる目処がついた。
ドライブを引き出せるのはカッコいいが、実は最初に挿入すると、あとはほとんど開く機会はないし、あるとすれがHDDが壊れた時だ。
ここで、使ってみて始めてわかる、設置するために必要なこともわかったのでお伝えしておこう(NASについて理解している人にとっては、当然のことだと思うが)。
NASはネットワークによって動く。だから、性能を向上させるためには、ネットワークの速度が必要だ。
筆者の自宅オフィスは、 光回線の2G契約で、実効200Gbps〜1Gbpsぐらいの通信速度(時間による)を実現しているが、MacはWi-Fi接続なので、NASドライブとの間の通信速度があまり速くならない。
本機の性能を発揮しようと思ったら、Macを有線接続した方が良さそうだ。 ただ、そうするとSonosやHomePodなどWi-Fi接続しているデバイスが外れてしまうので悩ましい(Wi-Fiと有線接続両方を併用する方法があるのか今後調べてみたい)。
さらに言えば、10Gb Ethernetアダプター(3万円台?)、10Gb Ethernetハブを導入して、UGREEN NASyncとMacを10Gb Ethernetで接続すると、やっと本機の性能を発揮できるようになるのかもしれない……。そこまでやるかどうか。
どうせそこまでやるなら、自宅の光回線を10G契約にアップデートするとか、このNASyncにも、SSDを入れて処理速度アップを計るとか……いやいや、まだ何も使いこなしていないのに、そこまで考えちゃいけない。しかし、マシン環境を向上させたくなるという意味で、これは新たな沼なのかもしれない(笑)
(村上タクタ)