1月15日、Juju(野田樹潤)が2025年のスーパーフォーミュラに新チームの『Triple Tree Racing』から参戦することを発表した。
TOYOTA GAZOO Racing、ホンダ・レーシングがそれぞれ同陣営からスーパーフォーミュラに参戦するチームのラインアップを発表し終えた中、昨シーズンに続いての参戦継続を模索しているとされていたJujuがついに体制発表を行なった。今季は心機一転、新チームからのエントリーとなる。
昨年は日本人女性として初めて、そして史上最年少となる18歳でのスーパーフォーミュラ参戦を果たしたJuju。その歴史的な挑戦には注目が集まった。ただ、開幕前に父である野田英樹氏も「最下位で元々」と語っていたように、1年目は国内最高峰のシリーズで経験を積むことがメインであり入賞を記録することはできなかったが、終盤戦にはライバルとバトルを展開するなど確かな成長を見せた。
野田親子はスーパーフォーミュラ参戦を3年計画として捉えており、3年後にJujuがどれだけ成長を遂げられるかにプログラムのフォーカスを置いていたようだが、昨年所属したTGM Grand Prixは今季からトヨタ系ドライバーの育成チームとなったため、Jujuはシートを失う格好に。昨年末のファンイベントの際には、参戦継続の可能性は低いとしながらも、諦めずに模索を続けると明かしていた。
そんな中で今回明らかになった体制は、野田英樹氏を監督とした新規チーム『Triple Tree Racing』でのJujuの1台体制。搭載エンジンはホンダで、チーム代表はJujuをマネージャーとして支えてきた村司宏樹氏が務める。メインスポンサーは安藤ハザマで、オフィシャルスポンサーが9社、その他スポンサー11社、パートナー12社が活動を支える。