1月14日に引退会見を開いた元韓国代表MFのク・ジャチョル氏が、日韓戦について振り返った。
35歳でユニホームを脱いだ名手は、2011年8月に札幌で開催された親善試合で、日本代表に0-3で負けた“札幌の惨事”をこう振り返った。
「日本で行なわれたアウェー戦が、ヨーロッパに行って初めてのAマッチだった。その時はヴォルフスブルクからハノーファー、フランス、仁川と渡り、試合の2日前に札幌に着いた。忘れられない。身体が動かなくて『どうしよう』と思ったよ」
同氏は「0-3で負けた。周りの人たちや先輩たちが『日本に負けるわけにはいかない』という気持ちがあったので、負けたのは恥だった」と言葉を続けた。
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それでも、「次の日韓戦で負けたらサッカーをやめるという『生きるか死ぬか』の気持ちで試合に臨んだ」というロンドン五輪の3位決定戦では、関塚ジャパンかた決勝ゴールを奪った。
「あの試合で負けるとは思わなかった。邪魔をする人は許さないとずっと思っていた。試合後、最初に言ったことは、1年前に0-3で負けた試合を振り返るだった。あの敗北があったから、俺たちは勝利したと言ったのを覚えている」
日本の銅メダルを阻んだ男にとって、日韓戦は特別な思い出となって残っているようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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