1月16日帯広市農政部は、帯広競馬場内で競走馬8頭が馬コロナウイルスに感染していることを発表した。十勝家畜保健衛生所が発熱などの症状を示した馬の検体を検査した結果、ウイルス遺伝子の陽性反応が検出された。感染した馬には発熱、食欲不振、元気消失、下痢などの症状がみられたため「馬コロナウイルス感染症」と診断された。先日1月12日のばんえい競馬では9頭が風邪の症状で取り消すなどの事象が発生していた。
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競馬は通常通り開催
また、帯広市農政部の担当者によると「現状感染経路、原因はわかっておらず、馬コロナウイルスは国内では帯広のばんばでしか確認できていません。コロナウイルスというと大変な感染症のように感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、食欲不振、発熱、下痢を伴うような一般的な風邪になります。人にうつるものではありません」とのこと。
感染拡大を防ぐために、1月12日より当面の間、下記のとおり防疫措置を講じているが、競馬については通常通り開催される。
・競走エリア及び厩舎エリアにおける消毒
・厩舎エリアにおける消石灰散布
・土埃防止のための運動場における散水
・競走馬の入退厩制限
・馬主の入場制限
・協賛レース等における口取り写真撮影の取りやめ