ラーメンといえば一般的には塩分や脂質が高く、ハイカロリーなイメージがある。お酒の後の〆のラーメンなんて最高の一言だが、毎日食べていたら太るし健康に悪い。スープを完飲するなんてもってのほかだ。
しかし、そんなラーメンのイメージを覆(くつがえ)すラーメンが存在するという噂を耳にした。さらにそのラーメンは「80歳を超えたおばあちゃんが一人で切り盛りする中華料理屋」にあり、「TV番組企画のきたなシュランにもノミネートされた」とのこと。まじか。
一体どういうことだってばよ……その真相を確かめるべく、早速調査しに行ったぞ!
・舞台は学芸大学
渋谷から東急東横線に乗車し、10分くらいの位置にある「学芸大学」。
何でも、東京新聞によると昨年「世界で最もクールな街ランキング」15位に輝いたそうだ。どういう基準でクールさが認定されたのかは謎であるが、確かにクールな気がする。よくわからんけど。
今回目当ての店は学芸大学から徒歩5分程度の場所にあるとのこと。地図を頼りに向かってみるが、気づくと住宅街に侵入してしまい、これは道を間違えたか? と一瞬不安になったが問題なく目的地にたどり着いた。その名も……
海 新 山 !
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・貫禄がすごい
年季の入った建物には、某携帯キャリアを彷彿(ほうふつ)とさせる鮮やかなピンクに、水色で記載された「海新山」の文字が書かれている看板が印象的だ。
さらに、扉の上には「古代中国料理」の文字が。何とも貫禄のある外観である。
意を決して扉を開けると、そこには昭和のタイムカプセルのような空間が広がっていた。
壁には年季の入ったメニュー表や著名人のサインがずらりと並んでいる。そしてBGM代わりに店内に響き渡る昼間のワイドショー。昭和レトロがすぎるだろと思いつつも、どこかホッとする雰囲気に「これがきたなシュランの真髄か……!」と感動した。