神尾楓珠&桜田ひよりがノリノリのDJに!?映画『大きな玉ねぎの下で』校内放送収録現場に潜入

爆風スランプの名曲にインスパイアされ誕生した映画『大きな玉ねぎの下で』(2月7日公開)。楽曲の歌詞にある“大きな玉ねぎ”とは、日本武道館のてっぺんにつけられた擬宝珠(きぼし)のことを指している。歌の主人公の彼は、とあるコンサートをきっかけに“ペンフレンド”の彼女と初めて、日本武道館で会う約束をする。しかし、コンサートが始まり、アンコールを迎えても、彼女は姿を現さない。最終的に彼は、涙を浮かべながらひとりで帰るというせつないバラードソングだ。


爆風スランプの名曲にインスパイアされ、手紙やノートでのやり取りを通して顔も知らない相手に恋をする模様を描く / [c]2024 映画「大きな玉ねぎの下で」製作委員会

映画では同じバイト先に勤めながらもシフトの違いで会ったことのない2人の学生が、連絡用のノートを通して恋に落ちていくラブストーリーが展開。神尾楓珠が演じる堤丈流は、将来に希望を持てない大学4年生で、夜のバー「Double」でアルバイトをしている。桜田ひよりが演じる村越美優は自分の夢をまっすぐに追う看護学生で、昼のカフェ「Double」でアルバイトをしている。2人は連絡用のバイトノートで、業務連絡をするうちに趣味や悩みも綴るように。一方、舞台となる2024年から1989年まで時を遡り、手紙を通じたもうひとつの恋物語も展開。神尾、桜田のほか、伊東蒼、藤原大祐、窪塚愛流、瀧七海、江口洋介、飯島直子、西田尚美、原田泰造ら豪華キャストも集結し、令和と平成、時代を交錯する2つの恋の行方が描かれる。

■神尾楓珠&桜田ひより、DJになる!?

現在、全国の高校615校では1月31日(金)までの期間限定で、本作でW主演を務める神尾と桜田によるスペシャル音源がお昼や放課後に校内で放送中だ。MOVIE WALKER PRESSはそんな特別企画の音声収録現場に潜入!映画の見どころや、モチーフとなった爆風スランプの名曲「大きな玉ねぎの下で」の紹介や映画にちなんだ“玉ねぎトークコーナー”も展開した、神尾&桜田コンビのノリノリの掛け合いをレポート。アドリブも飛びだした和気あいあいの収録現場の様子と神尾&桜田の収録後の感想もお届け!


【写真を見る】収録現場では笑いが止まらない!神尾楓珠&桜田ひよりのノリノリの“DJ様子”を撮り下ろし / 撮影/河内彩

台本に目を通し、「学校で流れるんだって!」などと雑談を交えながら収録内容を確認する2人。「映画紹介パート」は自己紹介&挨拶は爽やかな雰囲気でスタート。神尾がストーリー説明を桜田にリクエスト。スラスラと見どころを紹介した桜田に「続きが気になる!」と悶絶する神尾。「続きは劇場で!」と桜田がニヤリ。スムーズなトークを展開し、映画紹介パートは無事終了。


アドリブを交えながらリラックスムードたっぷりで収録を終えた / 撮影/河内彩

続く「楽曲紹介パート」では映画のモチーフとなった名曲「大きな玉ねぎの下で」について高校生にわかりやすく解説。爆風スランプが1985年にリリースした楽曲を、本作では「PAKU」や「ヨワネハキ」などSNSで話題になったasmiがカバーしていると紹介。桜田は撮影中にasmiのカバーによる主題歌を毎日聴いていたことを明かし、神尾は歌詞のよさが伝わるアレンジがいいとおすすめ。桜田から楽曲紹介をリクエストされた神尾はDJ風にノリノリでタイトル&シンガー名をコールし、収録現場を盛り上げた。楽曲が終わると桜田もDJ風のしゃべり方に。「歌声が心に沁みる」というトークから、“玉ねぎ”だけに目にも沁みるなどと砕けたトークも展開し、笑いも交えながら「楽曲紹介コーナー」を締めくくった。


主題歌を担当するasmiはアーティストのA-ri役として出演 / [c]2024 映画「大きな玉ねぎの下で」製作委員会

■収録では「いつもの2人の雰囲気が出せた!」とニッコリ

続いて映画にちなみ「玉ねぎトークコーナー」へ。映画では2024年と1989年、2つの物語が展開する。1989年のパートで描かれるもうひとつの恋で大きな役割を果たす「手紙」にちなみ、神尾&桜田は「手紙」についてもトークをすることに。これまで手紙を書く機会はあまりなかった神尾は「これから書いていきたい!」と映画に影響を受けたことを告白。桜田は普段から家族や友達の誕生日にはプレゼントにメッセージカードを添えていると明かしていた。


楽曲紹介ではDJ風のトークで盛り上げた神尾楓珠 / 撮影/河内彩

そして、次のトークテーマは「思い出の曲」。神尾の思い出の曲はスピッツの「空も飛べるはず」。「母親の着メロだったので、すごく印象に残っています」と神尾は曲を聴くと当時の思い出が蘇ると笑顔を見せていた。桜田の思い出の曲はaikoの「KissHug」。「友達がカラオケで歌ってくれて、本当にかわいらしくて」と微笑んだ桜田が、「私も一生懸命練習して、いまでは自分の十八番になりました!」と誇らしげに報告し、神尾から拍手を贈られる場面もあった。


桜田ひよりは撮影中にasmiのカバーによる主題歌を毎日聴いていたそう / 撮影/河内彩

あっという間にトークコーナーも終了。アドリブトークも交えながら、最初から最後までスムーズに収録を進行した2人は、最後もDJ風にノリノリで挨拶。「大きなスクリーンの下で待ってます!」と呼びかけて収録を終了した。


連絡⽤のバイトノートで仲を深めていく2人は… / [c]2024 映画「大きな玉ねぎの下で」製作委員会

「すごく緊張しました」と収録を振り返った神尾。桜田は「いつもしゃべっている感じでできたのですごく楽しかったです」とニッコリ。収録の締めをDJ風にすることも事前に打ち合わせはしていなかったという。「台本にはなかったけれど、いつもふざけながら話しているし、お互いに笑いを取りにいくところがあって…」と微笑み合った2人。トークにもアドリブを交えたことについて神尾は「こういう時だからこそやってみたいという気持ちがあって。楽しくノリノリでやらせていただきました!」と大満足の様子。「いつもの感じ」で収録に挑んだという2人の掛け合いから普段の神尾&桜田の仲のよさを感じとることができそうな、リラックスムードたっぷりの校内放送が完成。2人のトークに耳を傾けながら、仲のいい友達と映画にちなんだテーマの会話が楽しめそうだ。


爆⾵スランプの名曲にインスパイアされたラブストーリー『大きな玉ねぎの下で』は2月7日(金)公開 / [c]2024 映画「大きな玉ねぎの下で」製作委員会

取材・文/タナカシノブ