1月16日、園田競馬場で行われた11R・コウノトリ賞(4歳上・牝・ダ1870m)は、廣瀬航騎乗の3番人気、ラヴィアン(牝5・兵庫・保利良平)が快勝した。4馬身差の2着に2番人気のスマイルミーシャ(牝5・兵庫・飯田良弘)、3着に1番人気のサンオークレア(牝6・兵庫・田中一巧)が入った。勝ちタイムは2:05.6(良)。
レースはアキュートガールの逃げで始まり、2番手にスマイルミーシャ。ラヴィアンは好位のインに収まってチャンスを待つ流れで、1番人気に支持されたサンオークレアは無理せず中団から。極端なスローペースに折り合いに苦しむ馬が多く、サンオークレアの反応もいまいち。それに引き換え経済コースをロスなく追走したラヴィアンは終始余裕の手応え。4コーナー満を持してのスパートで一気に弾けて4馬身差の圧勝。2着には何とかスマイルミーシャが流れ込み、サンオークレアもゴール前は意地を見せたが3着が精いっぱいだった。
1着 ラヴィアン
廣瀬航騎手
「内にささって乗りづらい馬。欲しい位置がとれたのが大きかったですね。スローでちょっと掛かりましたが、4コーナーでも抜群の手応え。とはいえオープン相手なんで確信はなかったです。馬が頑張ってくれました」
2着 スマイルミーシャ
杉浦健騎手
「思ってたよりいい位置が取れた。お終いも伸びてるんですけどね。4コーナーで勝ち馬とは勢いが違いました」
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石川「力を出しきれなかった」
3着 サンオークレア
石川倭騎手
「テンに動いて外を回らされる展開は避けたかったのであの位置に。門別に慣れてるせいかコーナリングにスムーズさを欠いてましたね。仕上がりは良かったと思いますが力を出し切れませんでした」
4着 クリノメガミエース
笹田知騎手
「いいポジションでスムーズに走れました。前走1400を使ったせいか最後に止まったけど頑張ってます」
5着 マルグリッド
下原理騎手
「いいとこに入れたけど掛かってどうしようもなかった。もともとスローの瞬発力勝負は合わない馬。あの展開で掲示板に載れたんだから良しとしないと」
6着 アキュートガール
小牧太騎手
「スタートが良すぎてハナへ。いいペースで逃げられたんだけど止まったね。本調子じゃなかったのかも」
7着 ブルレスカ
山本咲騎手
「3走前の兵庫QCをイメージして乗りました。思ったより折り合いもついてたし力は出してくれました」
8着 アイヤナ
永井孝騎手
「兵庫QCの時に比べれば今回はスムーズに走れました。ただ、この距離は難しいです。1400ならもっとやれてたと思います」
9着 エントラップメント
大山龍騎手
「逃げたかったんですがゲートを出て隣の馬に接触したりして。もまれ弱いので外に出したんですが、逃げてれば結果は違ったと思うので残念です」
10着 オズモポリタン
大山真騎手
「スローペースでハミを取ってしまったので、入着目指してギリギリまで追い出しを遅らせました。3コーナーでも反応してたし、この馬なりに走ってます」
11着 メロディメーカー
川原正騎手
「1400を続けて使ってたので折り合いに苦労した。もう少し慣れないとこの距離では厳しい」
12着 ララランド
田野豊騎手
「ゲートは出たんですが、ペースが落ち着いたせいかムキになってしまって。ペースが上がるとついて行けなかったですね」
ラヴィアン 14戦12勝
(牝5・兵庫・保利良平)
父:リオンディーズ
母:ハニードント
母父:クロフネ
馬主:薪浦州平
生産者:松浦牧場
【全着順】
1着 ラヴィアン
2着 スマイルミーシャ
3着 サンオークレア
4着 クリノメガミエース
5着 マルグリッド
6着 アキュートガール
7着 ブルレスカ
8着 アイヤナ
9着 エントラップメント
10着 オズモポリタン
11着 メロディメーカー
12着 ララランド