2人目の出産予定日が3日過ぎたAやんさんは入院することになりました。しかしなかなか陣痛が来ず……。Aやんさんのエッセイマンガ『二人目激痛分娩出産レポ』がX(旧:Twitter)で公開され、迫力とユーモアあふれる描写で「大変なのに笑える」と反響が集まっています。



長時間激痛に耐える!(Aやんさん提供)

【マンガ本編】2人目の出産、なめてたら大変だった! この世の終わりぐらい痛いのに「全然まだ」?

陣痛から出産までの一部始終が壮絶!

 2人目の出産予定日が3日過ぎたAやんさん(@a_yan1989)は、出産に備えて入院することになりました。促進剤を投入してもらってもなかなか陣痛が来ず、夫にも一時帰宅してもらうほど余裕でいましたが、その後突然激痛に襲われ、やがて「ブチン」という音とともに破水。ついに決戦が始まったのです……。

 Aやんさんによるエッセイマンガ『二人目激痛分娩出産レポ』がX(旧:Twitter)で公開されました。今から1年ほど前の次女出産の体験記で、入院から出産までの壮絶な一部始終が迫力とユーモアあふれる描写で描かれています。

 読者からは「めちゃくちゃ分かる」「大変なのに笑える」「ごめんなさい爆笑した」「元気もらった」「最後無事に産まれたところで号泣した」「母は偉大」「最高のレポ」「出産お疲れさまでした」などの声があがり、投稿には1.4万いいねの反響が集まっています。

 作者のAやんさんに、お話を聞きました。

ーーこのマンガを描いたときのお気持ちや、特に印象深いシーンを教えて下さい。

 2人目だから余裕だろ! と出産をなめていたら1人目の倍の時間かかってしまい、つらさも倍だったので、これは絶対マンガにしてやろう! と産後すぐにスマホのメモに忘れないよう書き出しました。

 印象深かったのは、下から出産した経験がある人は分かると思うんですが、赤ちゃんを産もうと全力でいきむとき(気張るとき)はうんこを出すのと全く同じということ。というか普通にうんこもめちゃくちゃ出してしまいました。助産師さんごめんなさい。でも本当に違いが全く分からなかったので、これを世に伝えたかったです。

 あとは全身の力を使って全力で赤ちゃんを産むときは、本当に頭の血管がブチギレるかと思いました。

ーーたくさんの感想が寄せられています。特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。

「声出して笑った」「面白かった」というコメントが多く、X(旧:Twitter)ではたくさんの方に読んでもらえました。一方では「男性にも読んでほしい」「最後のページは感動して泣きながら読んだ」というコメントが印象的でした。なんやかんやで当時は全く笑いごとではなく、本気で命がけの出産だったので、それが伝わってすごくうれしいです。



書籍『ポンコツ3人家族 こんな日常でもええやん!』が発売中(KADOKAWA)

ーーこれから出産を控える方に向けて、アドバイスやメッセージなどがあればお願いします。

 股関節を柔らかくしておく、ムダ毛は予定日よりもっと前に剃っておく。あと、下から出産の人は普通にうんこが出てしまうと思いますが、助産師さんたちはプロだし慣れてるので、立ち会いしている人にもバレないように一瞬で消し去ってくれるのでご安心を。

 あと料金は割り増しにはなってしまいますが、無痛分娩や和痛分娩ができるところならすぐ頼ってくださいね。私は総合病院だったのもあり、麻酔科の先生のスケジュールの兼ね合いで予約が取れませんでした。

ーー書籍『ポンコツ3人家族 こんな日常でもええやん!』が発売中です。収録内容や見どころなどをご紹介いただけますか?

 こちらはちょうど2年前に出版した初の単行本なので、次女が生まれる前の3人家族のギャグマンガとなっております。

 そしてなんと全てアナログの手書き(iPadなし!)で作成しています。誰でも持っているスマホと紙とペンさえあればSNSにマンガを載せることができるので、どんなアプリを使用していたかなど、その詳細もこの単行本限定で最後に描き下ろしています。マンガを描いて載せたいけどやり方が分からない、という方にもぜひ見てほしいです。