『OPEN THE NEWYEAR GATE 2025』後楽園ホール(2024年1月16日)
○ドン・フジイ&大鷲透&佐原明浩vs望月成晃&布田龍&柳内大貴×
佐原が新生・望月道場に電撃加入。フジイはフジイ部屋再興のために佐原を勧誘したものの、フラれてしまった。
若手の布田&柳内は昨年末に望月道場入りを志願。かつて新人だったシュン・スカイウォーカーや豹、吉岡勇紀たちをサポートすべく望月が立ち上げた望月道場が復活することになった。新生・望月道場の3人が後楽園2連戦・2日目のオープニングマッチに登場。相撲出身のフジイ&大鷲に昨年9月デビューの佐原を加えたトリオと対戦した。
佐原はフジイにビンタで気合いを注入されて先発。序盤から柳内と気迫全開で先制争いを繰り広げる。対する柳内は佐原とやり合いながらも、控えのフジイを意識。場外に叩き落とし、トペスイシーダを敢行した。布田と柳内は荒削りながらも、躍動感溢れる連続攻撃で大きな拍手を巻き起こす。
布田もフジイを積極果敢に狙う。佐原とエルボー合戦を繰り広げると、スキを見て控えのフジイを襲撃し、顔面を踏みつけた。負けじと佐原も奮闘。望月のミドルキック連打を真っ向から受け止めると、豪快なショルダータックルで打ち倒し、若手が存在感を発揮する。
しかし、フジイ&大鷲はパワーファイトで挽回。大鷲の延髄斬り、フジイのラリアットが布田にさく裂する。フジイは望月と布田の同士討ちを誘うと、袈裟斬りチョップ、のど輪落としと布田に大技を連発した。代わった柳内に何度も丸め込まれて慌てる場面も見られたフジイだが、最後は巧みに外道クラッチに持ち込んで、逆に3カウントを奪った。
若い選手との戦いで刺激を受けたフジイは、「おい、若手同士熱い試合いいじゃねえかよ! 最高だよ、今の戦い。望月道場、いいじゃん。輝いているじゃねえかよ。そこでだ。俺に1つアイディアがあります。フジイ部屋を復活させようと思います!」とぶち上げた。
フジイ部屋は過去2回DRAGONGATEマットに登場したユニットで、フジイが若手を引っ張る形となったが、いずれも短命で終わっている。フジイは「俺も刺激受けたし、佐原、こっち来い。フジイ部屋は小っちゃい部屋だけどな、タニマチもそんなにいないけど、ぜひフジイ部屋に入門してくれよ。よろしく頼む」と手を差し出した。
しかし、佐原は「フジイさん、お誘いいただきありがとうございます。自分はこれから望月道場としてやっていきます! 望月さん、これからよろしくお願いいたします!」とフジイの勧誘を拒否したうえで、望月道場加入を表明。フジイが手を差し出した状態で固まる中、望月は「佐原、確かにフジイ部屋に行くと、パートナーになっても試合前に張り手を食らったり、いろいろ大変だと思うから。望月道場は出入り自由だ。これから頑張っていこう」と快諾し、望月道場は4人体勢となった。
バックステージでは「いいじゃねえか、人数揃って。前の望月道場も最終5、6人だったのかな。あとは他に来たいヤツがいれば、他団体でもいいぞ」と新メンバーを広く募集した望月。「その代わり出入りは自由だから。いいな、裏切る時は『裏切ります』って言ってから裏切れよ。分かったな?」と強調すると、若い3人は「はい!」と力強く返答していた。
【試合後の望月&布田&柳内、佐原】
▼望月「藤井部屋の誘いがあるけど、お前は体型的に藤井部屋かと思ったけど。でもな、あんな試合前から張り手食らうようなところじゃ厳しいよな。いいじゃねえか、人数揃って。前の望月道場も最終5、6人だったのかな。あとは他に来たいヤツがいれば、他団体でもいいぞ。その代わり出入りは自由だから。いいな、裏切る時は『裏切ります』って言ってから裏切れよ。分かったな?」
▼布田&柳内&佐原「はい!」