【AEW】ケニーがAEW復帰戦に快勝も TAKESHITAとフレッチャーがケニーとオスプレイを同時KO

 AEWダイナマイトが現地時間15日、オハイオ州シンシナティで行われ、ケニー・オメガがAEW復帰戦でブライアン・ケイジに快勝。試合後、ドン・キャリス・ファミリー(DCF)の襲撃にあうと、ウィル・オスプレイが加勢に飛び込んだものの、KONOSUKE TAKESHITAとカイル・フレッチャーによって二人同時にKOされてしまった。

 ケニーは新日本1・5東京ドーム大会で約1年ぶりに復帰。ゲイブ・キッドとの死闘を制した。先週のダイナマイトに登場し、DCFの襲撃を受けたが、オスプレイが救出。この日、ケイジを相手にAEW復帰戦を迎えた。

 花火が何発も打ち上がる中、登場したケニーは「ケニー!」チャントの大合唱を浴びて逆水平を連発したが、ケイジは微動だにせず。ならばとケニーは低空ドロップキックを連発してヒザを射抜いたが、ケイジはフォールアウェイスラムで投げ飛ばし、パワーボムで叩きつけるなどパワーで圧倒した。

 負けじとケニーはパワーボムをフランケンシュタイナーで切り返し、エプロンに上がってきたランス・アーチャーを蹴散らしたが、次の瞬間、ケイジのラリアットを食らって吹き飛ばされてしまう。場外戦ではケイジにリフトアップホイップで実況席に叩きつけられ、アーチャー、ドン・キャリスの暴行を浴びた。

 リングに戻ってもケイジが攻勢。雪崩式ブレーンバスターで引っこ抜き、特設花道での攻防も制してパワーボムでリングめがけて投げ飛ばす。さらにF5で豪快に叩きつけると、パンプハンドル式旋回フェースバスターで追い討ちをかけた。

 防戦一方に追い込まれたケニーだったが、コーナー上のケイジを回転エビ固めで飛びついてのパワーボムで叩き落として反撃を開始。Vトリガーを連発して巻き返すと、片翼の天使を爆発させて逆転の3カウントを奪った。

 ケニーがケイジに苦戦を強いられながらも、AEW復帰戦を白星で飾った。試合後、カイル・フレッチャーとアーチャーが二人がかりでケニーを暴行。フレッチャーはボディブローを打ち込んだ。そこへ駆けつけたのがオスプレイ。ラリアットでフレッチャーを蹴散らし、アーチャーには延髄斬りをお見舞い。ケニーがVトリガー、オスプレイがヒドゥンブレイドを立て続けに叩き込んで蹴散らす。さらにオスプレイは怨敵・フレッチャーにプランチャで突っ込んだ。

 そこへ現れたのがTAKESHITA。ケニーも迎え撃って激しい殴り合いを展開した。そのスキを突いてフレッチャーがハーフネルソンスープレックスでケニーを投げると、TAKESHITAはラリアットを叩き込んだ。オスプレイが鎮圧に飛び込んでも、フレッチャーがサミング、TAKESHITAがエルボーを立て続けに見舞って返り討ち。TAKESHITAがケニーにレイジングファイヤー、フレッチャーがオスプレイに垂直落下式ブレーンバスターを同時に決めて二人をKOした。

 DDT時代から旧知のケニーとTAKESHITA、昨年からの遺恨を引きずるオスプレイとフレッチャー。二つの遺恨が今後どのような展開に発展するのか期待は高まる。