
現地時間1月16日に開催されたプレミアリーグ第21節で、ルベン・アモリム監督が率いる15位のマンチェスター・ユナイテッドは、菅原由勢が所属する最下位のサウサンプトンとホームで対戦。3-1で破り、リーグ戦5試合ぶりに勝利を収めた。
とはいえ、43分にオウンゴールで与えた1点をなかなか返せず、終盤まで非常に苦しい展開だった。チームを救ったのは、アマド・ディアロだ。
22歳のコートジボワール代表FWは、まず82分に個の力で同点弾を奪うと、90分にクリスティアン・エリクセンとの絶妙なワンツーで勝ち越し点をゲット。そして仕上げは90+4分、ショートカウンターから3点目を挙げ、ハットトリックを完成させてみせた。
土壇場で底力を見せつけた一方で、それ以前のプレーは課題が残るものに。英紙『Daily Mail』によれば、OBのポール・スコールズ氏は「80分もの間、特に最下位のチームとの対戦では、これ以上ないくらい酷いパフォーマンスだった」と辛辣な評価を下した。
「80分間、サウサンプトンはユナイテッドよりも、パス、技術、戦術面ではるかに優れていた。ゴールを決めるのに苦労し、失点も多いチーム相手に、このパフォーマンスでは監督もがっかりするだろう。今夜の試合で手柄を立てられるのはアマドだけだ」
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現役時代をユナイテッド一筋で過ごしたレジェンドの非難は止まらない。1トップで先発し、53分に下がったラスムス・ホイルンドの名を挙げ、さらにこう訴えた。
「戦術的にも技術的にも、サウサンプトンはユナイテッドよりずっと良かったと思う。ユナイテッドは本当にお粗末だった。ラスムス・ホイルンドに入った時のコントロールがとても悪く、彼は相手にボールを返し続けていた。サウサンプトンはレベルが違った。ユナイテッドが試合に勝てたのはアマド・ディアロのおかげだ。他の選手たちは、自分自身をじっくりと見つめ直せ」
エリク・テン・ハーフ監督を解任し、アモリム体制となって以降も苦戦が続いている名門は、本来の強さを取り戻せるか。次節は中2日で、三笘薫を擁するブライトンと相まみえる。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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