
国内で独走し、欧州でも勝ち進む可能性がある。そんなシーズンの途中に、エースを手放すことがあるのだろうか。
古橋亨梧の去就をめぐる報道が騒がしい。セルティックのブレンダン・ロジャーズ監督は残留を望んでいる。だが、アトランタ・ユナイテッドへの移籍というMLSの“誤発表”で雑音が増した。直近ではレンヌからの関心が伝えられている。
しかし、専門サイト『The Celtic Star』は1月16日、古橋のレンヌ放出は「セルティックの狂気」と一蹴。「特にこの移籍市場で彼を放出するなど、考えるだけでもまったくの狂気だ」と報じた。
「今季のキョウゴは絶好調ではないかもしれない。だが、彼がメインのCFであることは変わらないのだ。もしも彼を手放すなら、似たようなクオリティかそれ以上を持つ別の代役が必要となる。そしてそれは非常に難しいことだろう。キョウゴの能力を持つ選手が来ることはなかなかなく、大半が我々に出せる範囲の価格でないからだ」
「リーグ戦に関して、我々は素晴らしい位置にいる。だがそれでも、さらに一線を乗り越えていかなければならず、キョウゴのようにクオリティのある選手がいることは、その仕事を大きく容易にしてくれる。アダム・イダが12試合連続でネットを揺らせていないならなおさらだ」
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さらに、同メディアは「チャンピオンズリーグで勝ち進む可能性があるという問題もある。欧州で足跡を残したいなら、キョウゴのようなクオリティある選手がいることはマストだ。もちろん、キョウゴも世界トップクラブが集まる大会で決勝トーナメントを戦いたいだろう」と続けている。
「キョウゴはいずれ移籍するだろう。だが、今はその適切なタイミングではない。セルティックはレンヌに、夏にもっと話し合おうと伝えるべきだ。だが、今はあり得ない。キョウゴはセルティックに必要だからだ」
アンジェ・ポステコグルー前監督が去り、ロジャーズ体制になってから、古橋は以前ほどの数字を残せていない。それが去就騒ぎにもつながっている。ただ、セルティックの前線に欠かせない存在であることは変わらない。
それでも、移籍市場は何が起きるか分からない世界だけに、今後の進展が注目される。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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