元アナウンサーでYouTuberの青木歌音が20日、公式YouTubeチャンネル『青木歌音/Kanon Aoki』を更新。テレビ業界関係者の性加害を告発後、所属事務所の対応に不信感を抱き、契約解除の意向であることを明かした。

■「事務所を契約解除されます」

青木は今月14日、加害者の名前は伏せつつ、フジテレビの番組に関わる制作関係者の「お偉いさん」からの性加害について告発。この投稿は1万回以上リポストされ、ニュース記事としても取り上げられるなど大きな反響を呼んだ。

さらに、「こんな事を書いちゃったから、もうそのテレビ局から仕事貰えないと思う」「今はテレビなんて怖くない。生き残る術は習得したし、テレビが無くても全然生きていける」などとつづっていた。

青木は、「このポストが原因で、私、事務所を契約解除されます、おそらく」と切り出す。

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■「早く浄化させたかった」

以前より、所属事務所側からは「あんまり波風立てるようなことはつぶやかないでほしい」と言われていたが、「いびつな業界の裏を周知させることによって、早く浄化させたかった」と、告発を決意した経緯を説明。

マネージャーからは止められたが、「止められたとしてもこの業界の例の件は必ず浄化しなくてはならないと考えてます」などと反論。「そしたら、マネージャーさんと社長から緊急招集がかかり、おととい、とある場所で『契約解除の方向で』っていうことを、目の前で言われました」と打ち明ける。

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■事務所に不信感

この対応に「だんまりしてていいの? 世の中このままでいいの? って思っちゃったんですよ。申し訳ないけど、ちょっと不信感を持ってしまいました」と話す。

青木自身はYouTubeが活動の中心だが、自身以外の所属タレントはテレビの仕事をメインで活動しており、「歌音ちゃんが『テレビなんてなくていい』ってポストしてしまったら、あなたの発言がこの事務所の総意になってしまう。うちの事務所はテレビがなくてはいけないんだから、あなたがそんなことを言うと、もうあなたを守ることはできない」と言われたことも明かす。

それでも、中居正広の女性トラブル騒動に端を発した今回の一連の流れで、制作関係者が告発を恐れて戦々恐々とするなど、業界の雰囲気が変化しているとして、「外圧を強めるっていう、その後押しをできればいいな」と語っていた。

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■「勇気ある告白」の声

コメント欄では、「生きててくれてありがとう。勇気出してくれてほんと感謝しかない」「こういう勇気ある告発でどんどん浄化されていけ」「この状況は早く変えないと、今後も犠牲者が出続けるなと思います」といった声が寄せられた。

さらに、「事務所は守るべきものは何かを考え直さないといけない」「娘を持つ親としては本当に許せないし、あなたの事も心配だし、尊敬します」「勇気ある告白が誰かを救うことにも繋がる」「次の世代では傷つく人たちがいない社会になりますように」とのコメントも見受けられた。

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■業界関係者の性加害について語る
(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ