
本日1月29日は「人口調査記念日」です。1872年のこの日、初めて全国規模での戸籍調査が実施されたことに由来して制定されました。
そんな「人口調査記念日」にちなんで、「2050年の推計人口が少ない都道府県」をランキング形式で紹介します。このランキングは国立社会保障・人口問題研究所が公表した「日本の地域別将来推計人口(2023年推計)」を基にしたもの。将来の人口を都道府県別・市区町村別に求めることを目的とし、2020年の国勢調査を基に、2050年までの5年ごと30年間について、男女・年齢(5歳)階級別に推計されています。
近年日本の人口は減少しており、2070年には総人口が9000万人を割るといわれています。はたして、2050年の推計人口が少ない都道府県はどこなのでしょうか?
(出典元:国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(令和5(2023)年推計)」)
第2位:高知県(45.1万人)
第2位は「高知県」でした。
四国地方の南部に位置する高知県は、北は四国山地、南は太平洋と豊かな自然に恵まれたエリアです。温暖多湿な気候を利用した促成栽培や、カツオの一本釣りなどの漁業も盛ん。また、重要文化財に指定されている「高知城」や、鳴子を鳴らしながら踊る「よさこい祭り」などの観光名所や伝統文化も魅力的です。さらに、カツオのたたきや皿鉢料理などのご当地グルメも楽しめます。
そんな高知県の2050年の推計人口は45.1万人で、2020年時点の総人口69.2万人と比較すると、30年で約65.2%にまで減少。市町村別で見ると、香南市・高知市・南国市の2050年の推計人口は、2020年時点の総人口の70%以上を維持していますが、大豊町・室戸市・仁淀川町・東洋町などは40%を切る結果となっています。
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第1位:鳥取県(40.6万人)
第1位は「鳥取県」でした。
中国地方の北東部に位置する鳥取県は、南は中国山地、北は日本海と豊かな自然が味わえるエリアです。県のシンボルとなっている「鳥取砂丘」では、サンドボードやパラグライダー、らくだライド体験などのアクティビティを楽しめるほか、砂の彫刻が展示される「砂の美術館」などの施設も所在。また、県内には、温泉や「水木しげるロード」「コナンの里」といった観光スポットも充実しています。
そんな鳥取県の2050年の推計人口は40.6万人で、2020年時点の総人口55.3万人と比較すると、30年で73.4%にまで減少。市町村別で見ると、日吉津村が2020年時点の総人口の96.2%を保っているほか、米子市が84.1%、湯梨浜町・鳥取市・境港市も70%以上を維持。若桜町は38.1%と40%を切る結果となっています。