話題のオーディション番組『timelesz project -AUDITION-』(Netflix)が最終回を迎え、待望のtimelesz加入メンバーが発表された。 Sexy Zoneからtimel...
推しをデビューさせたい視聴者
「まずサバ番組には2通りあり、視聴者投票があるものと、投票はなく事務所が決めるパターンがあります。視聴者投票があるものの方が、より自分の推しを受からせたい想いから、他の練習生の揚げ足を取ったり下げるような発言をする人も多く出てきます。
自分の推しと、主催者側が通過させたいであろう練習生に違いがあった場合、編集などにクレームをつけ、より過激な発言が増えることも。
実際に主催者側が受からせたいメンバーのVTRの尺を多くしたり、発言や態度など本人の想いとは違うように編集されるといういわゆる“悪編”も過去には多くありました。以前には有名なK-POPグループが『番組に悪編されるから自分たちだけのサインで話していた』と言っていたことも」
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「逆に、今回の『タイプロ』のように視聴者投票ではない、主催者側が決めるパターンは、視聴者は何を願ってもそれは叶わないものなので“視聴者投票よりは”荒れない印象です」
これまでの視聴者投票系サバ番では、あまりの誹謗中傷に主催者側が法的措置を取ると宣言したケースも。それに比べたら『タイプロ』の荒れ具合はマシ…といったところか。
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過去のオーディション番組との違いとは?
「ただこのSNS時代、過去に投稿していたことや、実際の知人などの一言が命取りになるパターンもあります。逆に、本当に良い人の場合は驚くほどいいエピソードがザクザク出てくるため、そこから人気になることも。オーディションに出てアイドルになりたいと思ったのなら、SNSはやらない、もしくは絶対に悪いことはしないのが一番です」
実際に、過去にはどのような事例があったのだろうか。
一部で指導力が評価されていた佐藤勝利(C)日刊ゲンダイ
「SNSやYouTubeで差別発言をしていた某番組の候補者は徹底的に嫌われてしまい、ランキングがずっと最下位でした。また、圧倒的なビジュアルとテクニックを持ちながらも、根も葉もない噂を流され、デビューを掴めなかったことも」
一方、珍しく荒れなかったケースも存在するという。
「多くの人からサバ番の最高傑作と言われているのが、中国のボーイズグループINTO1(イントゥーワン)が生まれた『創造営2021』です。世界各国から集まった夢を追い続ける練習生が、言語の壁を乗り越え心を交わし続ける姿に注目が集まり、荒れることはほぼありませんでした。
唯一問題となったのが、欠員のために急遽参加した通訳のリルーシュ。嫌々参加しているのにパフォーマンを完璧にこなしながらも、上位にランクインするたびに『アイドルになりたくない』『早く落としてくれ』と懇願し続けたことくらいでしょう」