
ドライバーは春こそ 「方向性重視」!
ティーイングエリアを「真っすぐ」に使おう!

芝が強くなっているため、傾斜地に落ちたボールが下まで転がり落ちにくくなるのも冬との違い。
対角線に打っていくのは危険
たとえばドローヒッターの場合、ティーイングエリア右側からフェアウェイ右側を真っすぐ狙うほうがフェアウェイを広く使えます。もし曲がっても左側のファーストカットでボールが止まるようなマネジメントをしましょう。
GOOD!
「曲げてもラフまでいかないマネジメントをする」
ドローなら右側に立って右サイドを真っすぐ狙う。右からなら大きくフックしても左のラフで収まる。
これはNG
「曲がったら即アウト!コースを広く使えない」
左側から右サイドへ打つ対角線での狙い方は構えにくく、左に打ち出すミスが出ると左ラフを越えてしまう。
【LESSON】
肩から合わせれば”真っすぐ”に構えられる

感覚に頼らず「狙った方向に正しく向く」ため、私は”機械的に”アドレスに入る方法をオススメしています。ボール前後の2点の目印にシャフトをかざして肩を平行に合わせたのち、フェースと足の向きを合わせる。こうすれば、ほぼ確実にターゲットに対して真っすぐに構えることができますよ!


ティーアップの”ズレ”がミスを招く原因かも?

(×)芝が伸びてくると、ティーを深く刺してしまうのも春ゴルフの罠。
(〇)芝の先を基準にしてティーアップすると、適正な高さになる。
ティーにラインを書いておけば
つねに一定にティーアップできる!

写真のようにラインがある、または自分でラインを書いたティーを使用して、毎回同じ高さにティーアップする印に活用しよう。段つきティーを使うのも○。
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「ローボール」と「フェード」で
セカンドショットを安全に運ぶ

軽い気持ちで打ったレイアップショットが、風にあおられてハザードに……。
という経験は誰もがあるはず。風の強い春ゴルフでは普段以上に注意が必要!
レイアップを成功させるには
明確な意図と技術が必要
パー5の2打目、グリーンを狙わないレイアップショットは比較的簡単なショットだと思われがちです。しかし、コース設計家の狙いはそう甘くはありません。
風下になりやすいサイドに池を配置したり、ツマ先下がりのフェアウェイの先、右サイドにバンカーを置いたりなど、いたるところに「罠」を仕掛けています。プレーヤーはその罠を回避する”すべ”、つまりショットの技術を身につける必要があるのです。
その技、春ゴルフ攻略のための便利なショットをふたつ紹介します。
【LESSON】
ロフトを立てて体は左に向ける
レイアップはローボールが有効で、その条件は「クラブのロフトを立てる」です。
ボールを通常よりも側にセットしますが、このままだとインサイド・アウトの軌道が強くなり、フックが出やすい状態。そこでスタンスを左に向けて、クラブの軌道をストレートに近づけましょう。あとはスタンスに沿って振り抜けば風の影響を受けにくいローボールを打てます。

ボールの位置は通常より右。ハンドファーストが強まり、ロフトも立つ。

ターゲットに対してフェースはスクエア。スタンスはやや左に向ける。

スタンスなりに振り抜いていく。”右プッシュ”を打つ意識でOKだ。
これはNG
スタンス向きが左、胸はターゲット方向へ向いている状態。
インサイド軌道が強くなり、フックが出る可能性があるため、これは×。
軸キープを意識して
即席フェードを打つ
左にハザードがあるときなどはフェードが求められる場面です。ボールを体の中心より左側にセットし、クラブが少しアウトサイドから入ってくる準備をします。
ボールは体の中心より左側にセットする。体の軸は終始キープしよう。(画像左)
フェースローテーションは少なめに。フォローも少し小さめでOKだ。(画像右)
フェースは打ち出し方向へ向け、あとはフェースローテーションをしないように打つだけ。このとき、体の軸が飛球線方向に突っ込まないように意識しましょう。
フェースは打ち出し方向に向けてセット。
打ち込む意識はもたず、「サラッと」打っていこう。