セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方をテーマにブログやコラムを執筆している豆木メイです。

夫婦ではの役割分担の違い



自分の時間を犠牲に(写真:iStock)

 夫と妻では、家庭内で果たしてきた役割が大きく異なります。特に、50代・60代の世代では、夫が仕事に専念し、妻が家庭を守るという価値観が強く残っています。

 それゆえ、妻は長年「子どものため」「家族のため」と、自分の時間を犠牲にしてきた人が多いのです。

 一方、夫にとって仕事は「家族を養うためのもの」であり、家庭を支えているという自負があります。

 子どもの教育資金や子育てにかかる費用を稼ぐことも子育てである、と思っている人も多いです。

 しかし、妻は子どもや家族のために尽くしてきたことこそが「支え」だと感じている人が多いため、子どもが独立したら「やっと自分の時間が持てる」と考えるのは自然なことかもしれません。

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子育て後の「自由時間」



これからは、自分のために(写真:iStock)

 男性は仕事に多くの時間を費やしてきた一方で、社会的なつながりを持ち続けられます。

 会社の同僚や友人との関係があり、仕事の達成感を感じる場面も多いはずです。

 しかし、妻は家庭中心の生活を送っているため、自分の時間を後回しにしてきた人が多いです。

 社会との接点が限られる中で、子どもが自立した後は「次は自分の番!」と、自分のために時間を使いたいものです。

 妻にとっては「やっと手に入れた自由」。夫の思い描く“第二の新婚生活”に付き合うよりも、「自分のために生きる時間」を優先したくなるのは当然です。