近年、企業で取り入れられている「1on1ミーティング」をご存知ですか? 新しい手法を取り入れるのは良いことですが、蓋を開けてみると1on1の時間を苦痛に感じている人が多いこともわかっているようです。 今回は1on1ミーティングを苦痛に感じる原因や、部下の成長の糧にするための3つの対処法をご紹介します。
1on1ミーティングを苦痛な時間にしないための3つの対処法
1on1ミーティングを苦痛な時間にしないために、上司にはどのような対策ができるのでしょうか? みていきましょう。
1. 上司は「共感と承認」を意識する
部下の話をよく聞いて(写真:iStock)
1on1ミーティングを有意義にするためには、説教の時間にしないことが大切です。まず部下の話をよく聴き、「共感と承認」から入るようにしましょう。
上司側の意見がいくら正しいと思っても、自分の意見を押し付けるだけでは、信頼関係が崩れてしまい、逆効果です。部下の気持ちに寄り添い、共感し、承認をした上で、一緒に課題を探っていきましょう。
2. 自分の話ばかりをしない
武勇伝を聞かされても…(写真:iStock)
1on1ミーティングでやりがちなのが、上司が過去の武勇伝や自分の仕事術など「自分の話」ばかりを語るケースです。
相手のためにと語っている人もいると思いますが、あまり部下の成長にはつながりません。部下の悩みや意見をよく聞き、解決策や対策を一緒に考えていくことで、1on1を有意義なものに変えられます。
3. 1on1ミーティングの目的を伝える
1on1ミーティングをする目的が部下に伝わっていないと、部下の成長を効果的に促すことができません。
1on1では具体的にどのような話をなんのためにするのかを事前に共有することではじめて、部下の本音や課題を引き出すことができます。ただの雑談の時間は意味がないと思われないよう、「なんのための話し合いか」を明確にしましょう。
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1on1ミーティングを苦痛な時間から有意義な時間にしよう
仕事のモチベもアップ!(写真:iStock)
1on1ミーティングは、正しく行えばとても効果のある手法ですが、その目的が不明確だと逆効果になってしまうこともわかりましたね。
ぜひこの記事を参考に、有意義な1on1ミーティングを行ってください。
(コクハク編集部)