「旅行するようになったらモテるようになった!」という女性が続出しています。 旅をするとなぜモテるのか? 旅先でモテているということなのか? 旅モテ女子に話を聞いてみたところ、なるほどな事情が浮かび上がってきました。

【内藤みかのあたらしいのがお好き】

失恋旅で人生に変化が…



(写真:iStock)

 アラフォーのY里さんが旅をするようになったきっかけは、結婚を前提に交際していた恋人と破局したことでした。

「彼と同棲していた部屋を引き払い、実家に戻ったのですが、居心地が悪くて」ということもあり、週末や長期休暇を利用し、逃げるように旅を始めたのです。

 海外に行く予算はないので、国内の近場に宿泊するところから一人旅を始めたY里さん。安さ重視で、時にはお風呂が共同で談話室もあるアットホームな宿泊施設を利用することも。

 そして、そこでの体験がY里さんを変えたのです。

いつしか旅上手に成長

 ホテルとは違い、民宿のような施設では、談話室で顔を合わせると、宿泊者同士で会話が弾むことがよくあったそうです。

 どこから来たのかといった自己紹介や、おすすめの旅行先を教え合うなど交流を楽しむうちに、Y里さんの落ち込みがちな気持ちが晴れていったのです。

「荷物をコンパクトにまとめることができる便利な旅行ポーチを教えてもらったり、自炊施設がある宿泊施設で地元の幸を楽しんだり」と、どんどん旅慣れて行ったY里さん。

 最初は手間取った交通機関や宿の予約も、サッと済ませられるようになりました。

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一人旅の男子から「ぜひ一緒に」と誘われて



(写真:iStock)

 生き生きと旅行するY里さんは、次第に宿泊施設でも自分から会話を始め、旅行初心者にあれこれ教えるような存在になっていきます。すると「明日一緒に観光しませんか?」と男性から誘われるようになったのです。

 お互いに一人旅同士という気楽さもあり、予定が特にない時は、気軽に同行したY里さん。

 旅行が好きなもの同士で盛り上がり、時には男女の仲になったりもしましたが、大抵は遠距離だったこともあり、自宅に戻ってからはやり取りする気持ちも薄れ、それっきりになるケースが多かったそうです。

「連れて行って」と頼まれるように

 Y里さんが旅好きだということは、勤務先でもすぐに知られることとなりました。週明けに旅行先からのお土産を社内に配っていたからです。

 やがて8歳年下の男性社員から、「来週はどこに行くんですか」などと話しかけられるようになりました。

「来週は長野の野沢温泉」と話したところ、「僕もそこに行ってみたかったんです」と目を輝かされ、「一緒に連れて行ってもらえませんか」と頼まれたのです。

 別々の部屋を予約しようとするY里さんに、「同じ部屋でいいですよ」と彼のほうから言ってきたんだとか。