吉本芸人の相次ぐ「オンラインカジノ」問題。M-1王者令和ロマンをはじめ、ダイタクや9番街レトロなど劇場の人気者たちが次々と活動自粛に追い込まれても、話題は鎮火することなくまだまだ燃え盛っている。 か...
予想外だった高比良くるまの報道
令和ロマン・高比良くるまは高学歴でインテリだし、オンラインカジノなんて危ないものに手を染めるイメージが湧かなかったので、僕は正直すごく驚いた。報道が出たときには、渦中にいない芸人たちは「次はギャンブル好きを公言しているクズ芸人たちが引っかかるぞ」なんて話していたから、予想は大きく裏切られたのだ。
くるまがオンラインカジノに関与していることが分かったのは『ザ・イロモネア』(TBS系)の収録中だったらしく、途中退席を迫られたというから、どれだけテレビ界が過敏になっているかが分かる。
さらにくるまはこの期間に女性関係の報道も出てしまい、釈明を余儀なくされた。まさに踏んだり蹴ったりで、この件で一番ダメージを食らった気がする。
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クズ芸人たちが(今のところ)クリーンという可笑しさ
タイタンの社長を務める太田光代(C)日刊ゲンダイ
吉本はもちろん、他事務所でも芸人のオンラインカジノに関する内部調査は進んでいるらしい。
こういう時に動きが早いのはやっぱりタイタンで、調査の結果複数人がオンラインカジノに関与していたことを発表。ただその程度から名前は公表せず、陳謝して捜査に協力させることを約束するなど、まさにパーフェクトな対応だった。吉本も見習った方がよい。
その他の事務所も聞き取り調査などが入っているようで、今後はギャンブルについてのコンプライアンスも強く遵守されるようになるだろう。
ダイタクのダイはギャンブル好きを売りにしていたので、似たようなクズ芸人が真っ先に狩られると思っていたが、今のところ何にもないのが面白かった。きっと問題が生じたときに、吉本のクズ売り芸人たちもきっとヒアリングなり聞き取り調査なりが行われただろう。
それなのに現在に至るまで、名前が上がらないので、クズ芸人は疑われやすいからこそ、「法には触れない」というボーダーを意識していたのかもしれない。