フィニッシュが崩れてしまう原因の“振り遅れ”をなくす2つのポイントは?

左足を踏み込むドリル

「階段上り」で
“踏み込む・回る”が一石二鳥

腕を振ることで左足の踏み込みも容易になりますが、踏み込み自体を強化するドリルを紹介。階段を使って左足を上の段に置いて上がろうとすると、左足が踏み込まれ重心はそれに合わせて自然に左に移動する。左足1本で立った状態も作れます。

注意!スタンス幅の広すぎはNG

段差をまたぐスタンス幅は広すぎはNG。右足を蹴って上がろうとしてしまうが、右足の蹴りは回りすぎや体が左足より目標方向に突っ込んでしまう。本懐である「左足の踏み込み」を身につけるには“肩幅くらいまで”が適度になる

左ヒザと上体の角度をアドレスと同じにし、左足で踏み込んで上がる。すると、左ヒザが伸びるのに合わせて体が回転する。つまり、左に踏み込んで左足1本で立てば、体は自然と左へ回転するものだと理解できます。

階段上りに、腕を振る動きを加えてください。体を意図的に回そうとしなくても十分に大きく回転しますし、重心もしっかりと左側に乗ります。家の中でもできる簡単ドリルなので、繰り返し行ない、左への踏み込みをマスターしましょう。

レッスン=兼濱開人
●かねはま・かいと/1990年生まれ、沖縄県出身。学芸大ゴルフスタジオのヘッドコーチ。ドライバーからパターまで「クラブが主役」を合言葉に、シンプルなスイング作りからスコアアップさせる指導法が上級からビギナーにも人気。

写真=相田克己 協力=日神グループ平川CC