「現実世界で山田のような人を探したい!」恋を語るプロ、YouTuberかすが大人女子も『山田くんとLv999の恋をする』にときめくポイントを熱弁

マンガアプリ「GANMA!」(コミスマ)にて連載中の同名人気コミックを、作間龍斗&山下美月のダブル主演で映画化した『山田くんとLv999の恋をする』が、いよいよ3月28日(金)より公開となる。恋愛に無関心で超塩対応の高校生プロゲーマーの山田(作間)と、彼の無自覚なやさしさに惹かれていく大学生、茜(山下)との恋模様を描く本作は、誰かを想うことのすばらしさやときめきの詰まったラブストーリーとして完成している。


作間龍斗&山下美月のダブル主演で、人気コミックの映画化が実現! / [c]ましろ/COMISMA INC.  [c]2025『山田くんとLv999の恋をする』製作委員会

もともと原作の大ファンで、本作をいち早く鑑賞した動画クリエイター、かすも「胸キュンレベル、999です!」と興奮しきり。「山田はいいぞ!」「茜のやさしさにもグッときました」とキャラクターにたっぷりと魅了されながら、「27歳の私にとっても、刺さるポイントがたくさんあった。ちょっと恋から遠ざかっていた私も、恋したくなりました」と大人の女性にもオススメの映画だと声を弾ませる。


クリエイター、かすが『山田くんとLv999の恋をする』の魅力を語る! / 撮影/山田隼平
■「山田の上目遣いがいい。茜に自己投影していました!」

シリーズ累計600万部を突破する、ましろによる同名漫画を実写映画化した本作。彼氏に振られたばかりの女子大生の茜がネトゲ(オンラインゲーム)で出会ったのは、高校生プロゲーマーの山田。「無愛想で冷たいヤツ!」と山田に対する第一印象は最悪だったが、茜はふとした時に見せる彼のやさしさに少しずつ惹かれていく。“最強のギャップ男子”で、恋愛に興味ゼロなのにモテまくる難攻不落の強敵である、山田。茜は、そんな恋愛難易度レベル“史上最高”の山田との恋を攻略できるのか…?


【写真を見る】脱げたヒールを拾ってくれて…。佐久間龍斗&山下美月演じる山田&茜の出会いのシーンにもときめきが詰まっている / [c]ましろ/COMISMA INC.  [c]2025『山田くんとLv999の恋をする』製作委員会
動画クリエイターとして人気を集めるだけでなく、ABEMAオリジナルの恋愛リアリティーショー「今日、好きになりました。」の見届け人も務めるなど、活躍の幅を広げているかす。「山田が上目遣いになるシーンが結構あって、こちらも茜目線になって『山田に見つめられている…』と自己投影しながら観てしまいました」と茜と一緒にキュンキュンしつつ、「少しずつ距離を近づけていく山田と茜の様子にヤキモキしたり、ツッコんだりしながら観るのも楽しいと思います」と見届け人としての本領も発揮した様子。

とりわけ釘付けになったのが、やはり山田の「無自覚なやさしさ」。かすは「私はずっと年上が好きで、これまでは年下のよさをあまり感じることはなかったんですが、山田を見ていると『年下もいいな』と思ったり…」と照れ笑いを見せる。


急に山田に手をつながれて…ドキドキしてしまう! / [c]ましろ/COMISMA INC.  [c]2025『山田くんとLv999の恋をする』製作委員会
「山田はギャップの塊。一見すると冷たそうなんですが、後半は『こういうことしてくれるんだ』というギャップの連続。文化祭のシーンで、ギルド(オンラインゲーム内でプレイヤー同士が協力しながら活動するためのチーム)仲間から『付き合っちゃえ』と言われた山田が、茜に対して『もしそうなら光栄』『茜さんみたいな人は高嶺の花』と言うシーンがありますよね。そんなことを言われたら、『私のことを好きなの?』『どういう意味?』と揺さぶられてしまいます。無自覚に相手をドキドキとさせるのが山田で、出会いのシーンをはじめ、茜に絆創膏を貼ってあげる場面、そして原作ファンならば絶対に好きな“あのシーン”の山田も最高です」と熱弁。「山田は攻略をするのが難しい男子ですが、絶対に一途なタイプだと思います。一度付き合ったら、きっと浮気はしない!」と分析しながら、「女友達と本作を観に行って、山田のよさを教えたい。山田はいいぞ!」と楽しそうに声を大にする。

■「茜の明るさとやさしさにグッときました」


山下美月が、茜のやさしさや明るさを見事に体現している / [c]ましろ/COMISMA INC.  [c]2025『山田くんとLv999の恋をする』製作委員会
一方、失恋の怒りをゲームで発散させたり、お酒を飲んでくだを巻いたりと、素直で天真爛漫なヒロイン、茜にも大いに惹かれたという。かすは「茜は、彼氏に振られたあともプレゼントされたアクセサリーを大事にしていたりして。私は切り替えが早いほうなので、別れた彼からもらったアクセサリーはつけません(笑)!」と茜にツッコミつつ、「でもそんなところもかわいいですよね」とにっこり。

「茜は、山田に塩対応をされても、そこで一歩引かずに、思い立ったらすぐに行動に移すことができる女の子。そして嫌なことがあっても、笑顔で乗り切っていける強さがある。茜を見ていると、邪気が一切なくて本当に素直だなと感じます。思えば山田に対する態度だけでなく、ギルドの仲間とすぐに仲良くなれたのも、茜の明るさとやさしさがあったからこそ。当たり前のことではありますが、どんな時も『ありがとう』と言えるのも茜のいいところで、明るいだけではなく、思いやりのある人柄がすごくいいなと思います」とやさしさや思いやりによって、あらゆる人の心を開いていく茜から学ぶこともあったという。


かす、茜目線になって山田にキュンキュンしながら映画を鑑賞! / 撮影/山田隼平
かす自身が人と接する時に大事にしているのは、「笑顔」とのこと。「私は山田と同じように、第一印象で『冷たい』と思われがちで。以前は笑うことが苦手で、『絡みづらい』『なにを考えているかわからない』と言われることもありました。それから変えようと思うようになって、ちゃんと人の目を見て話したり、楽しい時には笑ったりすることを意識しています。明るく笑顔で接していれば、相手も心を開いてくれるかもしれない。そう信じています」とまっすぐな瞳を見せる。

そんな魅力的なキャラクターに見事に血を通わせた作間と山下について、かすは「山田と茜にぴったりでした!」と、原作ファンとしても太鼓判。


かすも惚れ惚れ!作間龍斗がハマり役として山田の魅力をたっぷりと表現している / [c]ましろ/COMISMA INC.  [c]2025『山田くんとLv999の恋をする』製作委員会
「山田を演じるのってとても難しいと思うんですが、『作間さんにしか、山田役はできない』と思うくらいすごくよかったです。茜との距離が近づくにつれ、山田の表情もだんだんやさしくなっていくのが、映像から伝わってくる。それは実写映画ならではのよさだなと思いました。明らかに前半と後半で表情が柔らかくなっていて、山田のナチュラルな心情の変化が見えました。あと個人的に、山田の魅力ってやっぱり“低音ボイス”だと思うんですよね。あのささやく感じも『山田!』という雰囲気があって。『あの声で、あのセリフを…』というシーンもあり、記憶が飛びそうになるくらい、すごい破壊力がありました」と力説。続けて「山下さん演じる茜には、こちらも自然と自己投影できるような魅力がありました。明るさとやさしさ、そのすべてを兼ね備えていて、どの瞬間も『かわいい!』のひと言。コミカルな演技もステキでした。お2人を見ていても、役者さんって本当にすごいなと思いました」と惚れ惚れとしていた。

■「山田と茜の恋がとてもリアルなペースで進んで、自分も恋をしたくなりました」

かすは、本作について「大人女子でも楽しめる映画」だとオススメする。その最大の理由は、「山田と茜の恋がとてもリアルなペースで進んでいく。決してご都合主義のラブコメディではないから」だという。


「大人女子でも楽しめる映画」とオススメ! / 撮影/山田隼平
「現実の恋愛って、トントン拍子にうまくいくものではないですよね。本作では、相手のことを考えるからこそうまく進めない部分が出てきたりと、一歩一歩、2人が距離を縮めていきます。もどかしさもありながら、そこに現実味があって共感できるところがたくさんありました。もちろん胸キュンシーンも見どころですが、お姫様抱っこもキュンキュンさせようとしてやっているのではなく、自然の流れとしてやっているのが山田らしくて。キラキラとリアルが、いいバランスでやってくる。だからこそ、この映画にハマったんだと思います」としみじみ。


山田と茜の恋愛を現実味たっぷりで映しだす / [c]ましろ/COMISMA INC.  [c]2025『山田くんとLv999の恋をする』製作委員会
さらに「実は私、ちょっといま、恋愛が面倒くさいな…と思ってしまっていた時期で」と苦笑いを浮かべながら、「でもこの映画を観て、また恋したくなっちゃいました!」と告白。「自分にしか見せない相手の顔が現れたり、知らなかったその人の一面を発見できるのって、やっぱり恋のよさですよね。冷たかったはずの山田の新しい表情が見えてきたり、山田と茜の出会いからエンドロールまでを見守っていると、やっぱり恋っていいなと思いました」と目尻を下げていた。

そしてギルド仲間の瑛太(NOA)、瑠奈(月島琉衣)、鴨田(鈴木もぐら)、茜の親友である桃子(甲田まひる)、山田の同級生である椿(茅島みずき)、岡本(前田旺志郎)らに注目しながら、山田と茜の周囲がやさしさにあふれている点も「大人女子に刺さるポイント」だと想いを巡らせる。


ギルド仲間を演じる面々もキャラクターにぴったり! / [c]ましろ/COMISMA INC.  [c]2025『山田くんとLv999の恋をする』製作委員会
「茜が失恋した時には、友だちの桃ちゃんが茜に自信をつけるような言葉をかけてくれていました。友達って本当に大事だなと思いました。瑛太くんのアシストも欠かせなかったと思いますし、瑠奈ちゃんはまるで原作から飛びだしてきたようなかわいさがありました。鴨田さんもユーモアがたっぷりあって、お気に入りのキャラクターです。あと私、山田の同級生である岡本が大好きで!岡本は、山田のことも、山田のことを好きで悩んでいる椿ちゃんのこともとてもよく見ていて、一見ふざけているように感じさせながらも、しっかりとサポートしてくれる。本当にいいヤツで、『岡本を彼氏にしたい』と思う瞬間もありました。みんなそれぞれにいいところがあって、全員が愛されキャラであるところも、本作が魅力的であるポイントかなと思います」。


岡本(前田旺志郎)のサポートにグッとくる! / [c]ましろ/COMISMA INC.  [c]2025『山田くんとLv999の恋をする』製作委員会
かすも「友達に相談することで、前に進んでいける」そうで、「私の友達に共通して言えるのは、私のことを否定しない人たちばかりだということ。愚痴をこぼしたとしても、『そういうことを言ってもいいと思うよ』といつも肯定してくれるんです。山田と茜の周囲の人たちを見ていても、自分を認めてくれる人がいるってありがたいことだなと感じることができました」と実感を込めていた。

鑑賞後には、「ホクホクした気持ちになった」と心が温まったというかす。「私が恋愛面で大事だなと思うのは、グループで過ごしてみること。ギルドのなかの立ち居振る舞いからも山田と茜の魅力が感じられたように、集団のなかにいると、その人がどういうことに気をつけて行動しているか、どのように相手を気遣っているかなど人柄がよく見えてくる気がしています。仲間から『アイツ、いいヤツだよ』という支持があるとすると、信頼できる人だなと思える」と恋の攻略法も口にしながら、「現実世界で山田のような人を探したい!みんなきっと、山田を探したくなると思います」と熱っぽく語っていた。

取材・文/成田おり枝