
キアヌ・リーブス主演の大ヒットアクション「ジョン・ウィック」シリーズ。その最新作『バレリーナ:The World of John Wick』が8月に公開されることが決定し、新たな“復讐の女神“イヴを捉えたティザービジュアルも解禁となった。
かつて裏社会で名を馳せた伝説の殺し屋ジョン・ウィック(リーブス)を主人公に、彼の終わりなき「復讐と報復」の戦いが描かれた「ジョン・ウィック」シリーズ。銃とカンフーを組み合わせた戦闘スタイル「ガン・フー」をはじめ、独創的で無駄のないアクションが話題に。拡大し続けるロマンあふれる殺し屋の世界が多くの熱狂的なファンを生みだし、社会現象を巻き起こした。
孤児を集めて暗殺者とバレリーナを養成するロシア系犯罪組織、ルスカ・ロマ。裏社会に轟くジョン・ウィックを生みだしたこの組織で殺しのテクニックを磨いたイヴ(アナ・デ・アルマス)は、幼い頃に殺された父親の復讐に立ち上がる。しかし、裏社会の掟を破った彼女の前に、あの伝説の殺し屋が現れる。
映画史を変えた過剰な超絶アクションとスタイリッシュで奇妙な独自の世界観はそのままに、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(21)での可憐なルックスと鮮烈なアクションが注目を集め、一躍トップスターとなったアルマス、「ウォーキング・デッド」シリーズのノーマン・リーダスら新たな顔が参戦。そして、リーブス演じるジョン・ウィックはもちろんのこと、コンチネンタルホテルNYの支配人、ウィンストン役のイアン・マクシェーンや、惜しくも2023年に亡くなり本作が遺作となった忠実なコンシェルジュ、シャロン役のランス・レディックなど、お馴染みのキャラクターも登場する。
生身の斬新アクションを追求し、一貫してシリーズを監督してきたチャド・スタエルスキは製作にまわり、監督にはスタイリッシュなアクションに定評のある『ダイ・ハード4.0』(07)のレン・ワイズマンを起用している。
「ジョン・ウィック」ワールドに新たな“復讐の女神”が誕生!『バレリーナ:The World of John Wick』8月公開 / [R], TM & [c] 2025 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.
あわせて解禁となったティザービジュアルには、ジョン・ウィック同様に背中一面をタトゥーで覆い、銃を構えるイヴの姿が写しだされている。背中にラテン語で彫られた「Lux In Tenebris」の文字は、日本語では「暗闇の中の光」という意味。「復讐は伝播する」と添えられたキャッチコピーも含め、シリーズのレガシーを完全継承したといえる。
新たな復讐の女神が披露する超絶アクションに期待の『バレリーナ:The World of John Wick』。続報に注目してほしい。
文/平尾嘉浩