
21日放送『あさイチ』(NHK)プレミアムトークに女優・水野美紀が登場。彼女が出演中の大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』(同局)の裏話を披露し、大きな反響が起きている。
■11話のあらすじ ※ネタバレあり
吉原を舞台に、「江戸のメディア王」として知られる浮世絵版元(出版人)の「蔦重」こと蔦屋重三郎(横浜流星)の生涯を描く本作。
16日放送の11話では吉原を盛り上げようと、蔦重と女郎屋の親父たちが祭りを開催すべく奔走。祭りの目玉に浄瑠璃の人気太夫「馬面太夫」こと富本豊志太夫/午之助(寛一郎)を招こうと交渉するも、吉原に「因縁」がある太夫に断られてしまう。
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■引き眉が話題に
本作で水野は老舗女郎屋・松葉屋の女将「いね」を好演している。とくに注目を集めているのが、当時の既婚・年配女性の風習だった眉毛を剃ったり抜いたりしたあとに眉墨で描く「引き眉」で、女郎屋の女将を演じる水野と飯島直子、安達祐実ら3人もそれを採用。眉なし姿が大きな話題となっていた。
この日の『あさイチ』でも冒頭から眉毛の話題に。MCの博多華丸・大吉が「そのイメージがあるから…」「(眉毛が)なかったらどうしようかと」と触れると、水野も「嬉しいです今日は、眉毛ありで出られて」と笑顔で返す。
さらに「私が1番ビックリしたのが…そこまで私がどこに出てるのかわかってなかったって方がスゴく多かった」と眉毛がないだけで顔が認識されなかったと吐露。華丸・大吉も「飯島さんもわからなかった」「安達祐実さんはかろうじて(わかった)」と視聴者目線で本音を語る。
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■1時間かかるメイク
今回の引き眉だが、特殊メイクで「ノリで凹凸をなくしてペッタリとくっつけてその上にシールを貼って、その上にシリコンをつけて凹凸を消して、その上に色をつける」手順が必要で「1時間」ぐらいかかってしまうと水野は解説。
安達はそのまま1時間かけていたが、水野は「なんとかメイク時間を短縮できないか」と考え、「極限まで眉毛を脱色したうえに剃って。眉毛を最小限にしてやる」とシリコンの工程を省けるので20分ほどで完成すると言及。「3人集まると眉毛の話題で盛り上がる」と楽しげに振り返った。
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■最初と最後では…
この放送時には元に戻っていたらしく、「1ヶ月でもうしっかり生えてきますね」と水野は回顧。「最初はビクビク剃ってたんです、撮影の直前に。最後のほうは抵抗なくジョリッといってましたね」と眉を剃るのにも慣れたと笑顔で語る。
話題を集めた水野らの眉なし姿に関する秘話に、この日の視聴者も反応。
「女将さんトリオ、眉の話で盛り上がる。江戸時代もそんな感じでお洒落の情報交換してたんだろうな」「眉毛無くなると人ってこんなに変わるんだ」「眉毛脱色して剃ったのすごすぎる」「水野美紀さん、眉脱色して剃ったんだ、すごい…また生えてきてうらやましい」といった感想を寄せている。
(文/Sirabee 編集部・サバマサシ)