第3回新潟国際アニメーション映画祭が閉幕 長編コンペティション部門グランプリは『ルックバック』

■奨励賞
『ペーパーカット:インディー作家の僕の人生』 監督:エリック・パワー

▼松本紀子審査員 コメント
インディペンデント・アニメーション制作の奮闘を、観客と共有する実に魅力的な旅を味わえる作品。この誠実で温かみのある作品は、エリック・パワーの3人の息子たち、そして彼と共にアニメーション制作という素晴らしい道を歩んできた私たち全員にとって大切な、次世代に受け継がれるものとなるだろう。

▼エリック・パワー監督 受賞コメント
この作品は一人のアーティストとしてどのような過程を経ないといけなかったかという、アニメーターとしての苦戦を描いたものです。こちらの映画祭ではアニメーションキャンプも行っているので、若い人々に今後も制作を続けていく活力を与えられていればいいなと思いますし、私自身の作品も若い方々のインスピレーションになっていればいいなと思います。もちろんこの道はものすごく辛いものであり、いろんな人から却下されるようなこともありますが、たまに今日のように勝利を勝ち取ることもできます。ありがとうございました!

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<大川博賞>

◆シンエイ動画


映画『窓ぎわのトットちゃん』 ©黒柳徹子/2023映画「窓ぎわのトットちゃん」製作委員会

▼梅澤道彦(シンエイ動画株式会社代表取締役社長) 受賞コメント
選んでいただいた方々、それからシンエイ動画制作の映画を劇場でみていただいた観客の皆様のおかげでこの賞を頂けたと思っております。シンエイ動画は1976年に設立、来年でちょうど50年になります。一番有名な作品はドラえもん、クレヨンしんちゃんなどの映画ですね。一体何本作ったんだろうと数えましたら、短編も含めてこの49年間で120作品作っております。これからもこの賞を励みに、新潟の方々、日本全国の方、世界中の方に素敵なアニメをお届けできたらいいなと思っております。