
<蕗谷虹児賞>
◆押山清高(作画)
◆井上俊之 (作画) ※欠席
◆木村絵理子 (音響監督)
『ルックバック』
監督:押山清高 ©藤本タツキ/集英社 Ⓒ2024「ルックバック」製作委員会
◆林ゆうき (音楽)
『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト』
監督:岡村天斎 ©2024「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE」製作委員会 ©堀越耕平/集英社


【受賞コメント】
▼押山清高
今回は作画ということで顕彰いただいてありがとうございます。僕はアニメーターとして20年ぐらいこの業界にいるんですけれども、“蕗谷虹児賞”ということで、東映動画と関係ある蕗谷さんとは世代が離れてしまうんですけれども、僕もジブリでアニメーターとして仕事させてもらっていたので、少なからずその遺伝子みたいなものは僕の作画スタイルに受け継がれているのかなと思います。『ルックバック』は監督ではあるんですが、アニメーターとして映画全体の約半分、350カットくらいを描きました。『ルックバック』は絵描きが主人公の物語です。私自身が監督であり、いちアニメーターとして、自分自身が物語を体験するような作り方としてトライした作品です。
▼木村絵理子
ちょっとトロフィーが重くてびっくりしました!この賞は音響チームにいただけた賞だと思っています。音響のスタッフ一人一人が(『ルックバック』の)藤野の背中に共通する努力を重ねてきました。それぞれの持ち場で、この映画におけるベストな音声を求めて、試行錯誤しながら積み上げ紡ぎ上げていった結果がこの音響だと思います。音響スタッフ一同励みになります。
▼林ゆうき
今までこういう賞をいただくことはなかったので、本当に驚いていますし、ありがたいことだと思っています。僕は音楽を作るという仕事をやっているだけで、映画というのは音響監督、音楽プロデューサーだったり素晴らしいミュージシャンの皆さん、後ろを支えてくれているスタッフ、いつも僕と一緒にいてくれている家族‥‥たくさんの人の支えでできているものだと思っています。みんなの努力が実を結んで、こういう素晴らしい賞をいただくことができたと思っています。
イベント情報

「第3回新潟国際アニメーション映画祭」
アニメーションやマンガ関連に従事する人々を約3,000名以上排出している、日本有数のアニメ都市、新潟。世界に向けてアニメーションやマンガという日本特有の文化を発信していく拠点となる新潟が、世界のアニメーション作品が交差する文化と産業のハブとして発展していくことを目指す、アジア最大規模のアニメーション映画祭。
主催:新潟国際アニメーション映画祭実行委員会
会期:2025年3月15日(土)~20日(木・祝)
公式サイト niaff