
・食べてみた感想
というわけで気を取り直してお伝えすると、国産米で4kg税込2999円は今や安い。そんなトライアルの『北海道のお米』を食べてみたところ、これまでの最安米よりもっちりしている。
私はここ1カ月、記事で購入した各スーパーの海外米を自炊で消費してきたけれど、それに慣れた状態から国産米を食べるとやっぱり違う。単品で食べた時はほぼ同じに感じた西友の台湾米よりも粘り気が強い。
一方で、粒立ちは台湾米やカルローズ米の方がビッとしている。西友の台湾米とどちらがウマイかは、粘り気を優先するか粒立ちを優先するかの違いであるように感じた。これまで海外米を食べてきた編集部メンバーの意見は以下の通り。
P.K.サンジュン「粘り気がやっぱり違うね。モチッとしてる」
原田たかし「確かに、お箸への付き方からすでに違う感じがします」
砂子間正貫「あと、部屋に入った瞬間の香りが違いましたね。米の強い香りを感じました」
──やはりと言うべきか。これまでで最も好評であった。
輸入米にブレンド米と各社の戦いを感じる令和のコメ高騰問題。NHKによると、今月3日から9日までの全国のスーパーおよそ1000店でのコメの平均価格は税込4077円だったそうな。4000円超えはデータがある2022年3月以降では今回が初めてらしい。
こういった政府の公表データって実感がない場合も多いんだけど今回はマジで実感する数値である。現場でも抜け道のなさを感じる米価格。どうなっていくのか、今後を見守りたい。