脳がバグる イラスト風に仕上げたプラモがどう見ても2次元 漫画の手法まで採り入れた力作に「漫画の1コマかと」と驚嘆

 ロボットアニメ「装甲騎兵ボトムズ」のイラストを、プラモデルで再現する試みが、不思議なまでの完成度です。どうやっても2次元にしか見えないけど、正真正銘立体物。

絵にしか見えないスコープドッグのプラモ

 製作したのは、モデラーのannkoromoti(@ufjmFR0BF7t5Jq7)さん。以前にも、「超時空要塞マクロス」のオープニングをジオラマで再現し、まるでアニメのワンカットのように見せたつわものです(関連記事)。

 今回は「『装甲騎兵ボトムズ』パッケージアート集」(小学館)の収録イラストを、模型で再現しようと挑戦。バンダイの「HG スコープドッグ」を、イラストに似せて塗装しました。

決め手は漫画用のスクリーントーン!?

 まずは全体をタン(淡い茶色)で塗りつぶすと、適宜黒をのせて明暗を表現。さらに、漫画のアナログ作画に使う「スクリーントーン」を表面に貼り付けて、カケアミなどの複雑な陰影まで表現しています。曲面にトーンを貼るその苦労、想像するだけで気が遠くなる……。

回転させてみて、やっと模型だと分かる

 数々の技法により、作品は平面とまるで区別がつかないほどの仕上がりに。記事執筆時には20万回表示されており、「すばらしいイラストだと思ったら違った」「漫画の1コマかと」など、X(Twitter)に混乱をもたらしています。

絵にしか見えないスコープドッグ

メイキング

画像提供:annkoromoti(@ufjmFR0BF7t5Jq7)さん

絵にしか見えないスコープドッグ

画像提供:annkoromoti(@ufjmFR0BF7t5Jq7)さん