
先日1泊2日で大阪出張に行ってきました。大阪は“天下の台所”なんて呼ばれるほど激ウマグルメの宝庫。限られた滞在時間で何を食べるか、大阪に行くたびに悩んでしまうわけです。
心斎橋ミツヤ「伝説のミツヤライス」

そんななかで今回真っ先に向かったのは梅田駅地下の「心斎橋ミツヤ」。レトロな純喫茶というか、洋食屋というか、なんともいい雰囲気のお店なんですが、こちらには実にやんちゃなメニューがあったりします。

それがこちらの「伝説のミツヤライス」。食品サンプルがすでに異様な雰囲気をかもし出していますが、こちらは看板メニューのオムライス、スパゲティーミートソース、ポークカツをセットにしたというボリューミーでお得な料理なのです。

だからといって全部を重ねることはないとは思うんですけど……!
でも、人気商品だから全部重ねちゃえというその発想がもうなにより最高でしょ。これが大阪の伝説のB級グルメとも呼ばれる「伝説のミツヤライス」だ!
それぞれがお手本のように完成された洋食

こちらが実物の「伝説のミツヤライス」。ジャンボサイズもあるようですが、通常サイズでもこのボリューム感!


そしてすべてのパーツが重なっているから、正直言って食べやすくはない……!

オムライスの部分を食べるときにはスプーンを手に取り、ポークカツを食べるときは箸に持ち替え、さらにスパゲティミートソースを食べるときにはフォークに持ち替え……食べていてなんだか落ち着かない!!


だけどひとつひとつの料理はマジで絶品。トマト感強めでふわとろのオムライスに、ボロネーゼ寄りの肉々しいスパゲティミートソース、しっかり肉厚なポークカツ、いずれもこれぞ洋食という感じのベストな味だし、付け合わせのシーザーサラダまでウマい。すべてがパーフェクト。まさに喫茶店で食べたい洋食の味……!
まとめて一気に食べてみると……!?

でも、ひとつひとつが完成されているからこそ、それぞれをまとめて食べなくてもいい気がしてしまったのも事実。ワンプレートになってるのは嬉しいけど、味的には重ねる必要性はそんなにない気がするんですよねえ……。
とはいえ、人気メニューを重ねちゃったというインパクトこそがこの「伝説のミツヤライス」の醍醐味。味もいいけど、このB級な発想がなにより最高なんです。
「心斎橋ミツヤ」は梅田駅地下のほかにも、心斎橋やなんばウォーク、尼崎などにも店舗がありますよ。機会があればぜひどうぞ。
(執筆者: ノジーマ)