
青森県弘前市には「泊まれるスナック街」がある……そんな噂を聞いて、弘前最大級の歓楽街・弘前市鍛冶町にやってきた。昭和の面影が残るネオン街には、現在も市内外から多くの人が津軽の酒や食を求めて集まっている。
そんなネオン街の一角にあるのがグランドパレスビル。昭和40年代に誕生したビルにはスナックやディスコが入っていて、当時は多くの若者で賑わっていたという。
時は流れ、昭和遺産と化したビル内に数年前にオープンしたのが「GOOD OLD HOTEL(グッドオールドホテル)」だそうだ。そんなわけで今回は、昭和全盛期のスナック街の雰囲気や文化を味わうべく実際に泊まってみた。
・中央弘前駅の近く
グッドオールドホテルはJR弘前駅から徒歩約20分の場所にある。最寄駅は弘南鉄道大鰐線(おおわにせん)の「中央弘前駅」で、同駅から歩けば2〜3分でホテルに着く。
ちなみに同駅も昭和レトロ感満載でヤバいので別の機会に詳しく紹介したい。また駐車場はないので、車なら近くのコインパーキングにとめる必要があるだろう。
(広告の後にも続きます)
・GOOD OLD HOTEL
この日は17時過ぎに宿に到着した。どうやらビル1階には現役のスナックがテナントとして入居しているらしい。客室は2階なので、1階のスナックで歌とお酒に酔いしれてから2階のスナックで眠るというスナック好きにはたまらないコースも実現可能だ。
それはさておき、階段をのぼって2階に入口ドアがある。事前に案内された暗証番号で解錠していざホテル内へ。完全非対面式。スタッフは常駐していない。