
誰にでも「悪い人じゃないけど誘いたくない人」という人間がひとりくらいは存在するのではないでしょうか? 私たちは社会的なつながりや集団活動において、しばしば“誘う”という行動を取りますが、その判断には単なる「良い」「悪い」といった単純な二択では捉えきれない複雑な事情が絡んでいたりします。
そこでSirabee取材班は、誘いたくない人について聞いてみました。
■女子会に彼氏を連れてくる
「女子会に断りもなく彼氏を連れてくる子が無理。なんか会話しにくいし、ふたりだけの世界があるしで結構邪魔。20代の頃女子会に彼氏を連れてきた子がいて、次回からその子を誘わなかったら、その子SNSで私たちの愚痴を書きまくってた…。
勝手に彼氏連れてきちゃう子って、やっぱ自分勝手なのかSNSでもかなり自分勝手で笑った」(30代・女性)
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■日程変更やドタキャン、遅刻
「寂しがり屋で誘ってほしがりなのに、誘ったら誘ったで、しょっちゅう日程変更したり、ドタキャンしたり、当日微妙に遅刻してきたりで、面倒だから縁切った。
連絡や会うたびにモヤモヤ、イライラする人と繋がっていても自分のメンタルに悪い」(20代・女性)
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■頻繁に誰かとやり取りをしている
「一緒にいても頻繁にLINEで誰かに返信している姿を見ると、『つまんないのかな?』って感じる。もちろん、仕事のメールとかなら分かるんだけど、たぶん、彼氏か友達なんだよね。
目の前にいる私より、今ここにいない人の急用でないLINEを優先するんだ…って引く」(30代・女性)
「悪い人じゃないけど誘いたくない人」という現象は、単なる個々の欠点や問題ではなく、複雑な社会的思考や行動から生まれるものです。人々は無意識のうちに他者の行動や態度に反応し、調和を保つためにその人を避けることがあります。
その背景には自己防衛、社会的優先順位、共感力の欠如など、さまざまな要因が絡んでいます。人間関係においては、相手が「悪い人ではない」と認識しつつも、お互いのエネルギーや価値観の違いを尊重し、適切な距離感を見つけることが最適解といえるのではないでしょうか。
(取材・文/Sirabee 編集部・ 美佳)