
3月23日、水沢競馬場で行われた11R・あやめ賞(M2・3歳・ダ1400m)は、鈴木祐騎乗の3番人気、ピカンチフラワー(牝3・岩手・板垣吉則)が勝利した。アタマ差の2着にステイクラッシー(牝3・岩手・瀬戸幸一)、3着にタカマキフォー(牝3・岩手・佐藤祐司)が入った。勝ちタイムは1:30.6(良)。
1番人気で山本聡哉騎乗、スノーミックス(牝3・岩手・永田幸宏)は10着、2番人気で村上忍騎乗、サンカリプソ(牝3・岩手・菅原勲)は8着敗退。
1着 ピカンチフラワー
鈴木祐騎手
「返し馬から雰囲気が凄く良くて、今回のレースはどこからでも競馬ができそうな雰囲気がありました。位置取りはゲートを出てから決めようかと思っていたのですが、前に行きたい馬が多かったのでひとつ下げた位置に控える形。まあまあのところで競馬ができたかなと思います。もちろん人気の馬を注意しながら進もうと考えてはいましたが、向こう正面あたりではいつでも仕掛けて行けそうな手応えで、あとはもう、周りの出方を見ながら自分で動いていこうという感じでした。4コーナーでちょっと進路がなくなりそうな、怖いところがありましたが、うまく抜けることができたので、あとは馬の力を信じて追いました。もうちょっと楽に抜け出せるかなと思っていたからジリジリ交わす感じでちょっと焦りましたけども、最後は抜けたっていう感じがありました。去年から乗せていただいている馬なんですが、去年は“良いレース”止まりだったので、ここでちゃんと勝たせてあげることができてホッとしていますし、自分も1年ぶりの重賞を勝てて嬉しい気持ちで一杯です」
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板垣師「次走は相談して決めようと思う」
板垣吉則調教師
「レース序盤がある程度いい流れになってくれて、そのすぐ後ろでコースロス無く回れてきていたのであとは直線で伸びてくれるかなと。そこを心配していましたが、競り勝ってくれて良かったです。欲を言えばもう少し馬体が成長してくれたら・・・とは思うのですが、こればっかりはね。これから暖かくなってくれば体重も増えていって、パワーもついてくれるんじゃないかと。今日のレースは、100点に近いようなレース運びでね。よく頑張ってくれたと思います。次戦のことはまだ考えていなかったので、これからオーナーと相談して決めようと思います」
ピカンチフラワー 8戦2勝
(牝3・岩手・板垣吉則)
父:ホッコータルマエ
母:アイムヒアー
母父:プリサイスエンド
馬主:小林祐介
生産者:三石川上牧場
【全着順】
1着 ピカンチフラワー
2着 ステイクラッシー
3着 タカマキフォー
4着 フタイテンホイール
5着 ラグーン
6着 コニパ
7着 チビアーサー
8着 サンカリプソ
9着 エムティラグーン
10着 スノーミックス
11着 ミナトミナイト
12着 ミカヅキカネミツ