
第74回ベルリン国際映画祭コンペティション部門で上映され高い評価をうけたヒューマン・エンターテインメント、映画『ラ・コシーナ/厨房』。この度、本作の日本版予告映像と日本版ビジュアルが公開された。

原作は、イギリスの劇作家アーノルド・ウェスカーが書いた1959年初演の戯曲「調理場」。日本でも2005年に舞台演出家の蜷川幸雄の演出により「キッチン KITCHEN」として上演されるなど幾度となく舞台化されてきた作品で、映画化は本作で2度目。本作では舞台をニューヨークの観光客向けレストランに移し、先進的な街と、レストランで働きながらアメリカン・ドリームを求めて滞在する移民たちの対比が全編ほぼモノクロームでスタイリッシュに描かれる。

「ザ・グリル」の料理人のひとりでメキシコ移民である主人公ペドロを演じるのは『コップ・ムービー』『巣窟の祭典』などのラウル・ブリオネス。彼の恋人で秘密を抱えるアメリカ人のウェイトレス・ジュリアを演じるのはルーニー・マーラ。監督・脚本を務めたのは『コップ・ムービー』ほかベルリン国際映画祭常連のアロンソ・ルイスパラシオス。
本作は第74回ベルリン国際映画祭でコンペティション部門に出品されその力強い表現が称賛されたほか、世界各国の映画祭で12の受賞を記録中。また、Indiewireが発表した[映画人の選ぶ2024年フェイバリット・フィルム]では『チャレンジャーズ』『君の名前で僕を呼んで』などのルカ・グァダニーノ監督が15本のうちの1本に挙げるなど、高い評価を受けている。
映画『ラ・コシーナ/厨房』は、2025年6月13日(金)より全国公開。
作品情報

映画『ラ・コシーナ/厨房』
ニューヨークの大型レストラン「ザ・グリル」の厨房の、いつも通り目の回るような忙しい朝。店の従業員たち全員に売上金盗難の疑いがかけられる。加えて次々に新しいトラブルが勃発し、料理人やウェイトレスたちのストレスはピークに。カオスと化した厨房での一日は、無事に終わるのだろうか。
監督・脚本:アロンソ・ルイスパラシオス
原作:アーノルド・ウェスカー
出演:ラウル・ブリオネス、ルーニー・マーラ
配給:SUNDAE
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2025年6月13日(金) ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国公開
公式サイト sundae-films.com/la-cocina