24日放送の『あさイチ』(NHK)で、1980年代の街頭インタビューの映像を紹介。当時の男性たちの“本音”がXで話題を呼んでいる。

■80年代の「本音」

この日の番組では、「タイムスリップ!昭和・平成を生きた女性たちのホンネ」と題し、当時からの男女の価値観の変遷について取り上げた。

そのなかで、「男女雇用機会均等法」が施行された1986年にNHKが行った、「男女平等 男のホンネ」という街頭インタビューの模様を紹介した。

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■「遊びみたいなもん」「所詮、女は女」

男女が同等に仕事ができると思うか、と問われた当時の男性からは「長続きしない恐れがあるから継続性のある仕事ができない」「女の人は決断ができない」「男のほうが仕事に命をかけている。女の人は遊びみたいなもん」といった声が。

また、女性は家を守るべきか、との質問に「当然、女性は家庭を守ってもらうのが第一条件」「うちを守るのは女の人」との回答があり、なかには「男女平等と言っとるけど、やっぱり所詮、女は女じゃないのかな」と笑う男性もみられた。

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■大吉も「NHKでこれなら…」ドン引き

VTRを見た博多大吉は「全部NHKの映像なんで…。NHKでこれなら、民放はどうなったんだろうっていう心配がありますけど」と驚きつつ、「これも時代の証拠というか、こういう歴史を踏まえて、今、来たということで」と話す。

当時、大企業のトップの男性らにインタビューしていた阿川佐和子は、「皆さん『これからは女性に大いに働いてもらわなきゃ』って、そういうことを口では仰って。『奥様には?』って(聞くと)、『うちは家にいてもらいたいですね』って、全然違うじゃんっていう…」と、当時の男性の建前と本音に言及した。

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■「40年前とはわかっていても…」「ぜんぶモヤモヤ」の声

約40年前の男性たちの本音に、Xでは「あさイチの昭和の男特集ひどい(笑)現在でいうと全部ハラスメント(笑)」「40年前とはわかっていても、男たちの『街の声』に新鮮な怒りがこみ上げる」「すべてが! ぜんぶモヤモヤ!! つらい!」「殴りたくなるね。昔のおじさんたちの発言」「観てるとムカムカしてくる」と怒りや呆れる声が。

「これを『NHKが』放送していた時代。ハイ。この当時に入社しましたが、直に言われましたよ。もしくは、腫れ物か客寄せパンダ」「会社に残って働き続けた女性の事はオールドミスと言って揶揄していたではないか」「私も取引先のおっさんに面と向かって『バリバリ働く女は好きじゃない』って言われたっけな」と、実体験をした人の声もみられた。

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■「本音言えない世の中になっただけ」意見も

また、「女は所詮女とか言ってるオッサン、こんなオッサン連中が今のこの国の現状を作ったと思うと腹立つ」「60年70年80年代の男性たちの『女は所詮女』的な考えが政治の世界にこそ蔓延ってると思うんですよ」「今の政治家はこの頃からまっったく成長してないよね」との指摘も。

「今だとメラメラ燃えるけど、この発言がおかしいと思える時代になったのは良い事」といったコメントの一方で、「口に出さないだけで、考え方は昔と変わってない人もいるのでは?」「言うほど意識は変わってないと思うよね。本音言えない世の中になっただけ…かな」「2025年でも年齢関係なくこういう『オヤジ感覚の人』が大半じゃないのかなぁ? トラブル起こしたくないから表立って口にしないだけでしょ?」といった意見も見受けられた。

(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ