旅行先では名所旧跡を回りたいが、忘れてはならないのが「道の駅」の存在。時には、メインの目的よりも印象深い出会いが待っているケースもある。

現在X上では、長野県のとある町の駅で発見された「なめこ」に対し、驚きの声が多数寄せられているのだ。

 
画像をもっと見る

■このみそ汁、何かがおかしい…?

今回注目したいのは、Xユーザー・めんさんが投稿したポスト。

「長野のくそでかなめこ」と綴られた投稿には、みそ汁の入った鍋の写真が添えられている。なめこに豆腐といった定番の具材が入ったみそ汁だが、なぜか強烈な違和感が…。

そう、ポスト本文に書かれているように、こちらのなめこは全て「大きい」という表現では生温い、規格外の大きさをしていたのだった。

関連記事:ロバート馬場、1分煮込んだだけの「ワンパン肉豆腐」が絶品 簡単なのに味しみしみ

■「白亜紀のなめこ?」→「現代のなめこ」と判明

一番小さいものでも通常のなめこと比べたら十分なサイズをしており、大きめのものに至っては通常の粒の10倍以上の大きさと思われる。

こちらの凄まじい光景は人々に衝撃を与えており、件のポストは投稿からわずか数日で1.5万件以上ものリポストを記録。Xユーザーからは「白亜紀のなめこ?」「絶対に美味しいやつ」「こんなサイズになることある!?」「なめこ好きにはたまらん」といった具合に、驚きと称賛の声が多数寄せられている。

ポスト投稿主・めんさんに話を聞いたところ、件のなめこは長野県飯山市にある道の駅「花の駅千曲川」にて購入したものと判明。

そこで、こちらの道の駅に取材を実施したところ、衝撃的な事実が明らかになったのだ…。

関連記事:あっさり食べられる ヤマサ「揚げだし餅のおろしあんかけ」 ヘルシー餅アレンジが美味しすぎ…

■「通常より大きいなめこ」と比較しても…

なめこを発見した際の感想について、めんさんは「普段食べているなめこのサイズの数倍はあり、『くそでか』すぎて笑ってしまいました」と、振り返る。

また「大きい分、お得に感じました! 粒が一番大きいものでも、一口で食べられました。かなり食べ応えありましたが…」とも語っており、やはり通常のなめこと比べて数倍の「お得感」があるようだ。

なお、旅行で長野を訪れためんさんは地元民ではないため、長野のなめこの平均サイズに関しては「分かりかねます」とのこと。

そこで、こちらの疑問を「花の駅千曲川」にぶつけたところ、担当者は「このなめこは当駅併設の直売所にて販売をしております。生産者の方は当駅の近隣の『木島平村』という村で生産を行っております」と、その詳細について語り出す。

続けて、「こちらのなめこは当駅でも大きいサイズのなめこです。袋に入った別のなめこと比較すると分かりやすく、袋入りのなめこも、スーパーで販売しているなめこよりは大粒です」という、衝撃の回答が得られたのだ。

確かに写真で見ても、袋入りのなめこも通常のタイプと比べて大粒であると感じられる。しかし、件のなめこのサイズ感があまりに圧倒的で、まるで太陽系のそれぞれの惑星と太陽の大きさを比較したときのような感覚であった…。

関連記事:鳥羽周作シェフの「キャベツとアンチョビのパスタ」は家庭でプロの味 シャキシャキ食感が嬉しい

■他にも季節の野菜・果物が勢揃い

なお、話題のなめこがXを大いに賑わせている件は道の駅側も認知しており、引用ポストにてノリノリなコメントを発信していた。

今回の取材に際し、担当者からは「当駅の農産物直売所ではこのなめこ以外にも、季節のお野菜、果物などが豊富に取り揃っております。これからの春の季節は、飯山市では桜や菜の花が楽しめます。春のドライブにぜひお出かけください」というコメントも得られている。

道の駅の魅力を見事に体現した「花の駅千曲川」を、ぜひ訪れてみてほしい。

関連記事:パスタ5kgが「今だけ1500円」の衝撃価格 節約の最強の味方かも【Amazonブラックフライデー】

■執筆者プロフィール

秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。

新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。

X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。

(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ