
コンパは、学生や社会人が親睦を深めるために開催されますが、出会いの場としても利用されています。そのため、合コンや街コンと混同されるケースも少なくありません。
そもそもコンパとは何なのか、成功させるためにはどうすればいいのか、といった疑問を持っている人もいるでしょう。
今回は合コンの意味やコンパを成功させるためのポイント、おすすめの話題、出会いを探せるコンパの種類などについてご紹介します。
コンパを通じて出会いを求めている人は、ぜひ参考にしてください。
コンパとは?
コンパとは、参加者同士が仲を深めることを目的に開催される飲み会のことです。会社や付き合い、人の集まりなどを意味する「company(カンパニー)」が語源です。
日本でのコンパの歴史は明治期に遡り、同じクラスや寮などの仲間同士がお酒や食料を持ち込んで集まり、飲食を共にしていたことがコンパの起源とされています。
戦後は大学への進学率が上がったことでコンパの習慣がさらに広まり、現在においても大学生や社会人が親睦を深める目的の飲み会や食事会として定着しています。
コンパと言うと、合コンや街コンと混同されることが多いです。それぞれどのような違いがあるのか、合コンと街コンの意味をご紹介します。
合コンとの違い
合コンとは、合同コンパを略した言葉で、独身の男女グループが参加する出会いを目的とした飲み会です。
男女それぞれのグループで幹事を立て、友人や職場の同僚などを参加者として集めて開催するのが一般的です。規模としては10人以下となることが多く、男女の出会いを目的にしているのが特徴です。
コンパは規模や性別を問わず、仲間同士の親睦を深めることを目的にしていることが合コンとの大きな違いです。
合コンは男女グループがそれぞれ初対面というケースも多く、自己紹介から始まります。その後、飲食を共にしながら会話やゲームなどで親睦を深め、気になる相手がいれば連絡交換をして、解散後も個人的に親睦を深めていくという流れが一般的です。
合コンは雰囲気が特に重要とされるので、会場にはおしゃれな空間でお酒や料理を楽しめるカフェやレストラン、居酒屋などがよく選ばれます。
街コンとの違い

街コンとは、街ぐるみで開催される男女との出会いを目的とした大規模なイベントです。地方自治体やイベント会社が主催しており、男女の出会いの提供を通じて地域の活性化につなげています。
合コンと比べて規模が大きいケースが多く、30人や50人と大人数の男女が参加し、一度にたくさんの人と出会うことが可能です。規模が大きく、主催者が自治体や企業となるため、本人確認や年齢確認などに徹底されており、身分や年齢などを偽装した人物が参加するリスクが低いというメリットがあります。
こちらも合コンと同じく出会いが目的なので、その点が一般的なコンパとの大きな違いです。また、街コンの参加者は基本的に全員が初対面となるため、新しいフィールドで恋人や結婚相手となる異性と出会えるチャンスがあるでしょう。
また、街コンは年齢や職業、趣味など毎回テーマを設けて開催されているのも特徴的です。そのため、自分の興味のあるテーマで参加し、気の合う異性と出会うことができます。
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コンパは飲み会とは違う?
コンパを広い意味で捉えるなら、飲み会の一種と考えられるでしょう。そもそも飲み会とは、人が集まって飲み食いを行う行為そのものを指します。
コンパと飲み会をあえて区別するのであれば、コンパは仲間同士の親睦を深める会全般であるのに対して、飲み会はお酒や食事などを楽しむことがメインとなります。具体的にコンパと飲み会は以下のように区別することが可能です。
【コンパ】
・合コンや街コンなど出会いを目的とした席
・新歓コンパや歓迎コンパなど新入生や新入社員を歓迎する席
・複数の会社が協働で新事業を立ち上げるなどの祝いの席
・追い出しコンパなど卒業生を祝うための席
【飲み会】
・学生時代の友人と楽しむ酒席
・職場の同僚と食事や談笑を楽しむ席
・出会いが目的ではない男女混合の酒席
コンパでは初対面の人とも会うことも多いですが、飲み会は友人や顔見知りの人が多いのが基本となります。また、コンパは明確な目的を持って開催されているというのも飲み会と区別する要素です。