
画像はAIで生成したイメージ
中高年の間ではサークル活動が盛んだそうだが、東北地方の某所には人妻たちで構成されるこんな危ないサークルがあるという。
「名付けて『筆おろしサークル』です」とあからさまに名称を口にするのは同サークル元メンバーの久美子さん(仮名・36歳)。もちろん、彼女も人妻だ。
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「簡単に言うと、あるショッピングモールで働くパート主婦たちが、女性未経験のアルバイト学生を誘って楽しむサークルです。きっかけは美人のパートで有名だったA子さん(44歳)が従業員用の喫煙所で親しくなった、大学生のB君と飲みに行き、成り行きでホテルに行ってしまったことです。A子さんに言わせると、見た目も性格も良くて頭も良いB君が未経験だったことが心配だったそうです。『ヘンな女に引っ掛からないように女慣れさせておいた方が良い』と思ったとか。A子さんにもB君と同じ年ごろの息子さんがいるので、A子さんとしては親心みたいなものだったらしいですが、B君がそれを望んでいたかは分かりません(笑)」
何はともあれ、美魔女に操を奪われたB君は、余程衝撃だったのか、同じ店舗で働くバイト学生でかつ未経験仲間のC君に打ち明けてしまい、C君も「相手がA子さんなら、自分も是非お願いしたい」と名乗り出たという。
「そこからD君、E君と繋がり、彼らが友人を紹介するようになったんですけど、そのうちA子さん1人ではさばききれなくなったのか、パート仲間に援軍を頼むようになって人妻の人数が増えたんです。私もA子さんに誘われました。それで人妻たちが家を空ける口実に『サークル活動をしている』と言うようになり、サークル名が決まりました(笑)」
補足すると、サークルのメンバーは単なるパート仲間ではなく、飲みに行ったりプライベートでも交流する親しい関係で、普段から夫との夫婦生活のマンネリ化をぼやき合っていたという。
認識は「人助け」!?
「『不倫とかは面倒だけど、つまみ食いくらいはしたいよね』とか『その場限りでいいから刺激が欲しい』という話もしていたので、A子さんから提案を受けた時はみんなで色めき立ちました。中には『男の子をリードする自信がない』という人もいたけど、『相手にリードさせる練習になるから、それはそれで有りじゃない?』ということになりまして…(苦笑)。私が知る限りでは、今まで参加した男子は13人、相手をした人妻は私を入れて8人でした」
「彼女とする際に恥をかきたくない」と考えた男子が「予行演習代わり」にしたり、「欲望や妄想が強くて日常生活に支障が出そう」な男子の救済など用途はさまざまだったが、そこそこ需要はあったという。
「私は半年前に妊娠(もちろん夫の子供です!)を機にサークルを離れたんですけど、今も活動中みたいです。パート対アルバイトみたいな店内関係から始まったサークルですが、それぞれが口コミで友人を誘ったりして、だんだん店舗から地域全体に広がって行きました(笑)。1回とかせいぜい2回とかの後腐れのない関係なのでトラブルとかはないですね。こちらとしても浮気ではなく『人助け』という認識なので、罪悪感もありません。男子の方もあっさりしてるので、『最近の若い子はドライねえ』とか思うことはありましたけど、まあ、情を移さないのはお互いさまですね」
人妻と未経験男子、どちらもWIN-WINの関係ということか?
取材・文/清水芽々
清水芽々(しみず・めめ)
1965年生まれ。埼玉県出身。埼玉大学卒。17歳の時に「女子高生ライター」として執筆活動を始める。現在は「ノンフィクションライター」として、主に男女関係や家族間のトラブル、女性が抱える闇、高齢者問題などと向き合っている。『壮絶ルポ 狙われるシングルマザー』(週刊文春に掲載)など、多くのメディアに寄稿。著書に『有名進学塾もない片田舎で子どもを東大生に育てた母親のシンプルな日常』など。一男三女の母。