
・ということで、
今回は税込み2750円の全7品コースを注文。メニューには(ご注文は2名様より)との記載があるが、相談すれば1名様でも対応可能とのこと。
手始めに、インパクト抜群のレモングラスウォーターが運ばれてきた。
飲んだ瞬間現地の空気を感じるよなアジアンな仕上がり。よし、準備は万端だ。
まずは「野菜サラダ」から。青のりとシリアルがトッピングされた新感覚なサラダ。スナック感覚でザクザク食べられるのが嬉しい。
間髪入れずに「ゆで国産鶏もも肉」も登場。
食感プルンプルンで美味すぎ。スパイシーなソースも複雑な味わいで最高。
まだ2品しか食べてないが確信した。このお店……超名店だ。
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・凄すぎて意味が分からない
お次は「大海老シンガポール風チリソースの炒め」が運ばれてきた。
おぉ、海老デカッ! 甘酸っぱくてサッパリとしたチリソースを容赦なく絡めて、口いっぱいに頬張る。……あぁ……あぁぁ美味いぃ!
店員さんに「オイシイ?」と尋ねられたので、思わず握手をしてしまった(本当に)。あと「チリソース 少シ残シテネ」と、意味深なことを残して厨房へ去っていった。
さてさて、興奮冷め止まぬところではあるが、このタイミングで本日のメインとも言うべき料理がやってきた。そう……
『豚スペアリブ コーヒー風味』の登場だ!
想像以上に黒い。何よりコーヒーの香りが強い。
ナイフが必要ないくらいホロホロと柔らかく煮込まれているので、ビジュアルは美味しそうなのだが……香りがもろコーヒーなので、口に運ぶのが怖い。意を決して……パクッ!
ナンダコレは……うんまぁ。
ソース単体で食べると『コーヒーキャンディー』的な味なのに……豚の旨味が加わった瞬時、超高級な味わいに昇華する。何故だ?
コーヒーのほろ苦い風味も寸分の狂いなく……もはや芸術的にスペアリブとマッチングしている。あまりにも凄すぎて思考が停止してしまった。
『豚肉とコーヒー』は絶対に交わるはずがないと決めつけていたが、プロの手にかかるとこんなにも美味しくなるのだな。個人的に人生で1度は食べておくべき料理だと感じた。