「練習みたいな感じだった」久保建英も困惑したサウジ戦の“想定外”。なぜ日本代表は2年4か月ぶりに無得点に終わったのか。アジアの強豪がまさかの…

 これまで日本を苦しめてきたアジアの強豪が、まさかここまで守備的な戦術をとるとは――。日本代表の選手たちも想定外だったようだ。

 3月25日に開催された北中米ワールドカップ・アジア最終予選の第8節で、日本代表はサウジアラビア代表と埼玉スタジアム2002で対戦。スコアレスドローに終わった。

 すでにワールドカップ出場を決めている森保ジャパンは、5バックで守備を固める相手に対し、圧倒的にボールを支配し、何度か好機を構築するものの、ゴールを奪えない。

 2シャドーの一角で先発し、2-0で勝利した5日前のバーレーン戦に続いてマン・オブ・ザ・マッチに輝く活躍を見せた久保は「あそこまで一方的な試合展開で、0-0というのはもったいなかった」と試合を振り返った。

「もしかしたら引いてくるかなと思ってましたけど、試合前には奪った後のバックパスだけはやめようと話をしてたぐらい、前から来ると僕らは想定していた。始まってみたらほぼベタ引きな感じで」

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 23歳のMFは、「相手は最初の60分は捨てるじゃないですけどカウンターらしいカウンターもなく、ほぼハーフコートゲームみたいな練習みたいな感じでちょっとやりづらい部分がありました」と本音を語った。

「ポケットまでは取れているわけで、その後のクロスの部分だったり決め切る部分(の精度が課題)。内容としては本当に3-0とかでもおかしくない試合だった。ていうのはさておき、0-0で終わってしまったというのは反省点としてある」

 戸惑いはあったが、崩せなかったわけじゃない。最後の局面で精度を欠いたのがカタールW杯のコスタリカ戦以来、約2年4か月ぶりに無得点に終わった要因だと考えているようだ。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部)

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