「史上初の記録を打ち立てることになる」W杯出場決定後に0-0引き分けも…森保Jの無敗継続を韓国メディアが相次ぎ報道。自国は2戦連続ドローで苦戦が続く「国内でも厳しい声が飛んでいる」

 日本代表が3月25日に行なわれた北中米ワールドカップ・アジア最終予選で、サウジアラビア代表と0-0で引き分けたゲームは、韓国でも各メディアが報じている。

「“世界最速W杯進出”日本、サウジと0-0引き分け…グループ首位も確定!」(サッカー専門誌『FourFourTwoKOREA』)

「“サウジに浴びたシュートはたった1本”日本、決定力不足で0-0引き分け」(ネットメディア『スポーツ韓国』)

「本大会行きの祝砲はなかった。日本、ホームでサウジと0-0引き分け→無敗首位疾走、C組1位確定」(総合メディア『Mydaily』)

「日本、W杯進出の歓喜を続けられなかった…サウジと0-0引き分け」(サッカー専門メディア『FOOTBALLSIT』)

「“本大会行き確定”日本、1.5軍でサウジと0-0引き分け…予選無敗+C組首位確定」(ネットメディア『エックスポーツ・ニュース』)
 
 なかでも、スポーツ&芸能メディア『スポータル・コリア』は、「日本がアジアの新興強豪サウジアラビアを相手にターンオーバーする余裕を見せた」とし、バーレーン戦から先発6人を変更した森保一監督の采配に注目し、先発した選手のパフォーマンスを高く評価している。

「GK鈴木彩艶と伊藤洋輝、板倉滉、高井幸大で形成した3バックはサウジアラビア相手に無失点を記録した。中村敬斗、久保建英、前田大然、鎌田大地らで構成された前線が1ゴールも決められなかったのは残念だが、終始相手を追い詰めて優勢な試合運びを繰り広げた」

 また、「彼らは世界で最も速く本大会のチケットを獲得した。だからといってモチベーションが不足しているわけではない。予選無敗という確実な目標がある」と森保ジャパンの無敗キープに注目したスポーツメディア『MKスポーツ』は、次のように伝えている。

「日本は1998年のフランスW杯を皮切りに、8大会連続で本大会進出に成功した。しかし、開催国枠で出場した2002年の日韓大会を除き、これまでアジア予選を無敗で終えたことはなかった。現在、日本は2次予選6戦全勝、最終予選6勝2分。今後のアウェーでのオーストラリア戦、ホームで戦うインドネシア戦で敗れなければ、史上初の無敗での予選突破という記録を打ち立てることになる」

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 なお、同日には韓国代表もホームでヨルダン代表と対戦。キム・ミンジェやイ・ガンインら主力を負傷で欠くなか、開始5分にセットプレーからイ・ジェソンの得点で先制するも、30分に同点弾を許して、最終的に1-1で引き分けた。

 これで韓国は20日のオマーン戦(1-1)も含め、ホーム2連戦の3月シリーズを2連続ドローで終えた。ここまで4勝4分の無敗、勝点16でグループBの首位を維持しているものの、ホームでの成績が1勝3分という戦いぶりには国内でも厳しい声が飛んでいる。
 
 スポーツ紙『スポーツソウル』によると、ホン・ミョンボ監督は試合後の会見で「アウェーでは良い結果を出しており、得点も多く、パフォーマンスも良かった。しかし、ホームでは結果が出せていない。選手たちが過度にプレッシャーを感じ、集中しきれていないような雰囲気があるように思う」とコメントしている。

 ただ、同組のイラクがパレスチナに1-2で敗れて勝点12となり、3位に転落したことで、韓国は次戦にも本大会行きが決まる可能性が浮上した。6月5日にアウェーで行なわれるイラク戦で、引き分け以上で11大会連続12回目のW杯出場が決定する。

 森保ジャパンと対照的に、「北中米行き」が6月まで持ち越しとなった韓国。アジア勢で日本、イランに続き、そのチケットを手にすることはできるだろうか。

構成●ピッチコミュニケーションズ

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