プロ初出場で初ゴール! 鮮烈デビューの現役高校生MF土居佑至が喜びを明かす「クロスを予測して入っていけた」【清水】

 3月26日、清水はルヴァンカップ1stラウンド1回戦で相模原と敵地で対戦し、3-1で勝利した。

 勝利を決定づける3点目は、3月21日に2種登録が発表されたばかりの土居佑至の一撃だった。

 清水ユースに在籍する現役高校生は、71分に左ウイングバックの小竹知恩との交代でピッチに立ってプロデビューを飾ると、さっそく狭い局面でのパスワークに参加し、持ち前のテクニックを披露した。

 その後、土居が右ウイングバックにポジションを変えて迎えた85分、左サイドで背後を取った北川航也のクロスにファーで反応。落ち着いてシュートを突き刺した。
【動画】17歳の土居佑至のプロ初ゴール!
 目に見える結果を残した17歳は、記念すべきゴールを喜ぶ。

「素直に嬉しかったです。試合前からチームとしてどんどん前に行こうと話していましたし、自分自身も積極的にゴールへ仕掛けていこうと思っていたので、それが結果につながって良かったです。左サイドを北爪(健吾)選手と北川選手が上手く崩して、僕もクロスを予測して入っていけた。良いクロスだったので、流し込むだけでした」

 清水の秋葉忠宏監督も土居を賞賛する。

「(土居の凄さは)まずは野心的であること。トレーニングに対する姿勢も素晴らしく、攻守でボールに食らいつきながら、自分の良さを絶対に出すんだという気持ちを持ってプレーできる。今の選手では珍しい、勝気なメンタリティ、ギラギラとしたものを持っている選手です。そういったものを練習から見せてくれていたので、1点差の緊迫した展開でも自信を持って投入しました」

 清水で、そして世界で活躍する選手になるのが目標だと語る土居。夢の実現へ、このプロ初ゴールで第一歩を踏み出した。

取材・文●岩澤凪冴(サッカーダイジェスト編集部)

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