昨季限りで西武を退団した元ゼネラルマネージャー（GM）の渡辺久信氏が25日、文化放送の「そこまで言っちゃう？！ レオ放談」の公開生放送イベントに出演し、古巣の順位予想を展開した。
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　昨季は91敗を喫し、歴史的最下位に沈んだ西武。今季の優勝は厳しいかと問われると、渡辺氏は「普通に考えたら、やっぱり優勝っていうのは非現実的だと思うんですけど…」としながらも、「チームは確実にそのつもりで入っている」と全員で頂点を目指していると強調した。

　西口文也新監督が指揮するなか、今季のオープン戦は14試合で８勝４敗２分けの２位。それでも西武をBクラスに予想する評論家がほとんどだが、渡辺氏は「本当はね、優勝としたいところだが、厳しめに言って３位にした」とし、「まずは、今年３位でステップしていく」と近い将来の優勝に向けたビジョンを語った。
 　2021年には前年最下位だったオリックスとヤクルトがともに優勝。渡辺氏は「今までも、最下位のチームが次の年に優勝するって結構ある」と話し、「元々ね、（西武は）ピッチャーがある程度使える選手が揃っているから、あとは、いかにして点を取っていくかっていうところだと思う」と攻撃面の課題を指摘した。

　そんな渡辺氏は、2008年に前年５位だった西武を監督就任１年目でリーグ優勝＆日本一に導いた経験を持つ。それだけに「チームが変わりつつある。若い選手って本当に一気に伸びるので、可能性はないわけではないと思う」と期待を込めた。

構成●THE DIGEST編集部

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