「ボールを叩きつけられない」「視界がぼやける」トラウトが語る、不調の原因は…度重なる怪我を乗り越え、再び輝きを取り戻すことはできるのか?

 MLBの歴史において、最も偉大な顔のひとりであるマイク・トラウトが、近年不調に苦しんでいる。その原因について、現地26日、米スポーツサイト『The Sporting News』が報じた。

 同メディアによると、地元日刊紙『The Orange County Register』のジェフ・フレッチャー記者とのインタビューで、トラウトは「不調の要因は手の位置にある」と自身の打撃フォームを詳細に分析し、その原因を明確にした。
【動画】M・トラウトのオープン戦3号本塁打
 「スイングの際に、手が正しい軌道から外れてしまい、ボールを捉えきれていない。ボールを叩きつけるのではなく、バットが上から回り込むような軌道になっている。まるで手がレールの上を滑っているかのようだ。レールから外れて、体が横方向に開いてしまうと、回転時に視界がぼやけ、両目でボールを捉えられなくなる。これが、空振りが増えた原因だ」とトラウトは分析した。

 昨シーズンのトラウトは、29試合で10本塁打、14打点、OPS.866と、かつての輝きを放てていない。近年は故障も多く、2019年以降で120試合以上に出場したシーズンはない。トラウトは、手の位置の修正と、シーズンを通して健康な状態を維持することを目標としている。

 度重なる故障を乗り越え、トラウトは再び輝きを取り戻せるのか。名手の完全復活に期待が高まる。

構成●THE DIGEST編集部

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