ニルス・ニールセン監督が率いる日本女子代表は、４月にコロンビア女子代表と対戦する（４月６日に国際親善試合、同８日にトレーニングマッチをコロンビアと戦う予定）。その一戦に向けて３月27日にメンバー23人を発表した。

　GK山下杏也加やMF藤野あおば（ともにマンチェスター・シティ）ら常連組が負傷の影響で選外となった一方、WEリーガー９人が入り、サンフレッチェ広島レジーナのGK木稲瑠那とマイナビ仙台レディースDF佐々木里緒は嬉しい初招集となった。

　木稲はS広島Rで存在感を放つ守護神で、176センチと今回のなでしこジャパンで最も背の高い選手となる。佐々木は昨年のＵー20代表でも活躍した20歳。キック精度が光るレフティの左SBだ。

　ニールセン監督はふたりを以下のように評価した。

「非常に期待しています。チームのスタイルにフィットすると思い、今回選ばせていただきました。WEリーグは今、シーズン中ということで、パフォーマンスもコンディションも良い」

　続けて「競争力を持つためにも、いろんな選手を試したいという意図もあります」と、レギュラー争いの活性化も望んだ。

　昨年12月に就任した指揮官にとってコロンビア戦は国内での初の試合となる（２月のシービリーブスカップは３戦３勝）。果たしてなでしこジャパンの新たな魅力を披露できるか注目だ。
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　コロンビア戦へ招集された23人は以下のとおり。

GK
１　平尾知佳（アルビレックス新潟レディース）
12　木稲瑠那（サンフレッチェ広島レジーナ）※
23　大熊　茜（INAC神戸レオネッサ）

DF
２　遠藤　優（三菱重工浦和レッズレディース）
３　南　萌華（ローマ）
４　熊谷紗希（ロンドン・シティ・ライオネス）
５　高橋はな（三菱重工浦和レッズレディース）
６　古賀塔子（フェイエノールト）
13　北川ひかる（BKヘッケン）
21　石川璃音（三菱重工浦和レッズレディース）
22　佐々木里緒（マイナビ仙台レディース）※

MF
７　宮澤ひなた（マンチェスター・ユナイテッド）
８　清家貴子（ブライトン）
10　長野風花（リバプール）
14　長谷川唯（マンチェスター・シティ）
16　谷川萌々子（バイエルン・ミュンヘン）
17　浜野まいか（チェルシー）
18　杉田妃和（ポートランド・ソーンズ）
19　中嶋淑乃（サンフレッチェ広島レジーナ）
20　松窪真心（ノースカロナイラ・カレッジ）

FW
９　植木理子（ウェストハム・ユナイテッド）
11　田中美南（ユタ・ロイヤルズ）
15　上野真実（サンフレッチェ広島レジーナ）
※＝初招集

取材・文●渡邊裕樹（サッカーダイジェスト編集部）

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