
2025年3月24日から、全国のスタバにて順次ストローの材質が変更される。現行の紙製ストローから、新型のプラスチック製ストローになるのだ。
新型ストローはプラスチックではあるが、バイオマスプラスチック製だそう。そこで気になるのが、新型の使い心地だろう。
紙製ストローは登場以来おおむね不評で、何だかんだで旧型のプラ製ストローが常備されてた。新型はついにストロー問題を解決してくれるのか、試してみることに。
・一部店舗
ということで、ここに3種のストローが揃った。私の住む埼玉の店舗では、何軒か回ったもののどこも新型が未導入だったため、アイスカプチーノを買いつつ紙製ストローをゲットした。
ストローを求めて都内に移動したが、そちらでもまだ一部でしか導入されていないことが発覚。最初に聞きに行った店舗でカフェアメリカーノを買いつつ、旧型プラストローをゲット。
そこで近くの店舗がバイオマス化されていると聞き、そちらにて再びカフェアメリカーノを買って新型バイオマスストローをゲットして3種コンプ達成。
すでにスタバのコーヒーを手に、新たにスタバにコーヒーを買いに来てストローについて問う姿に事情を察し、別店舗のバイオマス情報をくれたスタッフに感謝したい。
どうやら都市部の大きな駅周辺でも導入済みと未導入の店舗が混在しているらしい。全国に行きわたるのはもう少し先なのかもしれない。
なお、フラペチーノなどに使われる太いストローについては、まだバイオマスストロー自体が無いもよう。そちらはまだしばらく紙製ストローがデフォルトで提供されるのだと思われる。
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・バイオ
それでは開封前の外観から見ていこう。上から順に、紙、新型、旧型となっている。
あらためて見ると、興味深いのは旧型の包装紙だ。「生分解される環境に配慮したストロー」と書かれている。つまり、追いやられたプラストローもバイオプラスチックではあったわけだ。
新型のストローのウリは単にバイオマスプラスチックであることではなく、その枠の中でも原料がバイオマス由来かつ生分解性プラスチックである点なのだろう。
バイオマス由来でも生分解性の無いプラスチックや、石油燃料由来でも生分解性のあるプラスチックもあり、それら全てがバイオマスプラスチックと総称されるので、少しややこしい。
興味のある方はその辺の言葉の定義に詳しい日本バイオプラスチック協会(JBPA)のHPを見ると良いだろう。
新型の包装紙には「海洋生分解性バイオマスプラ」と書かれており、生分解性は生分解性でも、土中などより微生物の密度が低い海洋でも生分解するもよう。
ところで私はエアガンを趣味として少々嗜むのだが、ベランダの鉢植えの土中に2022年に埋めた生分解性BB弾(当時。現在は生分解の表記が消えた)は、年1でやる土の入れ替え時にチェックするも、特に変わりなく健在だ。
当時そのBB弾が消費者庁から措置命令を受けたのを見て、なんとなく土に埋めてみたのだ。まあうちの鉢植えが何らかの理由で微生物の存在が希薄な可能性も否定できないが。
はたしてスタバの新型はちゃんと分解するのだろうか。本記事を書き終えたら、このストローも鉢植えに挿しておこうと思う。