お出かけに持っていきたい「ワイヤレスヘッドホン」おしえて!

 【おしえてビックさん・17】各地で桜の開花のお知らせが届いています。春らしいファッションを身にまとって、お出かけする機会も増えるでしょう。一緒に持ち運びたいのが、気分を盛り上げてくれるワイヤレスヘッドホン。音質だけでなく、カラーバリエーションやモバイル性などチェックポイントはいくつかあります。そこで、ビックカメラ新宿西口店 オーディオコーナー ビックカメラマイスターの久留飛慧さんに、お出かけに持っていきたいワイヤレスヘッドホンをおしえてもらいました。

●ファッションとして「どう見えるか」も選びのポイント



 久留飛さんは、外出するときに持っていきたくなるワイヤレスヘッドホンを選ぶ際のポイントについて、次の三つを挙げます。

・(1)大きさ・可搬性:カバンに入れやすいか。外出する際にファッションの一部と考えた時にどう見えるか。

・(2)機能面:ノイズキャンセリング機能など、ヘッドホンを使用する際に必要な機能や便利な機能が様々。

・(3)音質:音を楽しむにはいい音で!ブルートゥースで接続する際の品質を決める”コーデック”を見ておくと判断材料にはなりますが、実際に聴いてみないと断定できない部分が多いのが“音”。

 まずは持ち運びやすさと自分の好きなファッションやセンスから入って、機能や音質を実際に店頭で試してみるのがポイントです。

 さっそく商品について、久留飛さんに順番におしえてもらいます。

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●価格帯のわりに高品質で持ち運びやすい「ag」



 久留飛さんが推す商品の1品目は、agの「ブルートゥースヘッドホン WHP01KMK2」です。

 おすすめする理由について久留飛さんは「川崎市に本社を構えるオーディオメーカー”final”が監修するagブランドから発売されており、1万円前半で購入できるヘッドホンの中では非常に完成度の高い音を鳴らしてくれます」と、国内メーカー監修の音質とコストパフォーマンスの高さをプッシュします。

 「また、同価格帯の国内メーカーのブルートゥースヘッドホンでは搭載しているケースが少ないノイズキャンセリング機能にも対応しているので、例えば移動中に電車に乗る際、周囲の騒音を低減して静かな環境で音楽を楽しめます」と、音楽に没頭できるノイズキャンセリング機能を評価します。

 「ノイズキャンセリング機能対応のヘッドホンだと、イヤホンとは異なり耳を覆うほど大きい製品も多く、この製品もそのタイプですが、折りたたみ機構を備えているので小さい状態でカバンに収納できます。コーデックは、iPhoneに対応しているAAC、主にAndroid向けのaptX HDに対応しており、多くのスマートフォンでよい音で楽しめるようになっています」と語ります。

 高機能になるとサイズも大きくなりがちですが、折りたためることでモバイル性も損なわれず、またiPhoneやAndroidなど幅広いスマホで楽しめるのも安心です。

 久留飛さんがこの商品をおすすめしたいお客さんは「高校生や大学生です。理由は、1万円前半で買えるお手頃なヘッドホンで、頑張って数カ月分のお小遣いを貯めて購入できる価格帯が魅力です。その範囲の中でも良い品質を持っています」と、若い方へのおすすめとして太鼓判を押します。

 価格帯と品質、持ち運びやすさで絶妙なバランスのとれた商品といえるでしょう。